別室審査経験者によるAIが教えてくれない入国審査の本質
こんにちは!自転車で世界一周中、ゆーせいです。
アジア人女性の出稼ぎによって日本人の入国拒否が騒がれているらしいですね。かくいう私もアメリカでの入国審査で2度別室に送られています。
関係ないですが、日本にいるときは職質も良くされました(なんで?)
厳しいと言われるアメリカの入国審査をなんやかんやで3度乗り切って、2022年の2月から2023年の1月までの11ヶ月のうちの実に8ヶ月以上アメリカを観光しまくった私の体験談を元に、他の記事とは一味違った入国審査の切り抜け方をご紹介したいと思います。
①どんな状況で別室に送られたか
正直なところ、入国審査官の心証しだいなので明確な基準はわかりません。
ただ、私の場合は何せ「自転車でアメリカ縦断を東海岸・西海岸で2回やりながらその間にキューバに旅行しに行く」という突飛な状況なので入国審査官がもう少し話を聞いてみるという条件は整っていたかと思います。
ChatGPTに「アメリカの入国審査でよく聞かれる質問は?」と聞いてみたら以下の回答を得られました。
当時の私がこの10の質問に答えるとなるとこうなります。
1滞在目的
観光
2滞在期間
不明(約4ヶ月)
3滞在場所
不明(その日漕いだところまでで野宿)
4~6
省略
7職業
無職(元教員・ubereats配達員)
8予定の活動
未定
9資金について
持ち合わせは十分にあった
10帰国予定
なし(次の目的地はメキシコ)自転車で世界一周中なので数年は帰らない
我ながらひどい回答です。このような前提条件で、特段嘘をつくことなく、おそらく通常では許可されないような高頻度かつ長期の滞在を許可されたのかが分かれば、自ずと入国審査を切り抜けるヒントとなるはずです。
②実際にどんなことを聞かれたか
職業、所持金、ホテル、旅程など一般的な質問のほかにアメリカでの知人・友人の有無やSNSの開示、簡単な荷物チェックなどもありました。厳しい尋問というほどではなく、途中からは審査官の興味本位だったような気もします。
当然、私の回答は上記のような回答になるわけですが、その回答に説明を加えて事情を説明しました。つまり自転車で旅行していて、天候や体調、自転車の故障、今日の入国審査ように予定外のイベント、があるからホテルはいちいち予約できないこと。野宿やキャンプも当然多くなってしまうこと。超長期旅行なので仕事はやっていないけれど事前に十分なお金を用意しているので働く意思は全くないこと。帰国の予定はないけど、夏の間はカナダに抜けて、今度は冬が来るまでにメキシコに抜けること、など、それぞれの質問に無理くり回答を用意するのではなく、回答が不透明になる理由を説明しました。
③結論
大切なことは以下の2点に集約されるかと思います。
①嘘つきでないこと。
②アメリカに観光で来てると明確に説明できること。
嘘をついたことがバレると、回答の全てが疑われ悪循環ですし、相手は審査のプロです。最初から本当のことを話したほうが矛盾が生まれないし、信用されます。
その上で、アメリカで働かないことを明確に説明することが大切です。私の場合はこれまでの旅行の履歴がわかるインスタグラムが役に立ちました。
逆にこの2点が相手に伝わりさえすれば、滞在期間や帰国予定が不透明であっても入国できる可能性が高いと思います。
④蛇足:英語の問題をどうするか
おそらく、入国審査に不安を覚える方の多くは英語に対する不安も大きいのかと推察します。私は英語がペラペラなわけではありませんが、入国審査で以上のことを簡単に説明できる程度には英語が喋れるので問題はありませんでしたが「そんなこと説明できねーーーよ!!」と思われる方ももしかしたら多いのかもしれません。
そういう場合は当然ですが、ある程度の対策・勉強が必要となります。
事前に聞かれそうな質問を想定して、練習しておきましょう。youtubeで検索すればいくらでも練習用の動画が見つかると思います。
審査官の英語が聞き取れなかった場合、まずは英語が苦手なことを明確に伝え「My English is very very bad」で十分です。聞き返す、ゆっくり喋ってもらいながら対応しましょう。スマホは許可がないと使えないので注意しつつ、やましいことがなければ時間はかかっても通してもらえると思いますので、堂々としていましょう笑
以上、お役に立ててたかはわかりませんが、体験談の共有でした。
最後に宣伝を、youtubeやってます!出国での苦労はパナマが一番大変だったし、なかなかできない体験だったので大陸越えの動画はおすすめです!
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