初見実況に関して、時間をかけて勉強してもあまり上達しなかったもの
どうもこんにちは。脳筋の優作です。
ゲーム実況者のはしくれです。
以前「どんな人なら初見実況に向いているのか」というタイトルで記事を投稿しましたが、今回は該当記事の最後にある「筆者が時間をかけて勉強してもあまり上達しなかったもの」について深掘りしていきたいと思います。
この件については大元の記事「収益化」以前に「人気を得るにあたって向いていない要素」を先に読んでいただくとより良いと思います。
そこでは「筆者が時間をかけて勉強してもあまり上達しなかったもの」について3つほど挙げています。
・感情豊かな表現ができる
・自分の考えを万人にわかりやすく説明できる
・投稿間隔と編集の質を保つことができる
一つずつお話します。
①感情豊かな表現ができる
初見実況の醍醐味として「感情を共有できる」というものがあります。
感情表現に特化した実況者さんも数多くいるほど重要な要素です。
ですが、筆者はこれがとても苦手です。
これは生まれ育った環境に大きく左右される事象だと思います。
大きく共感を呼ぶ事象として「プレイ中に泣く」というものがあります。
いい意味なのか悪い意味で泣くのかはさておき、どちらもストーリーの重要な場面であることに間違いありません。
ですが一定数ここで泣けない(泣かない)人がいます。
パターンを一つずつ挙げていくときりがありませんが、大体は「泣くことで何度も不都合な目に遭った」という人が多いと思います。
男性だと「男なんだから泣くな」と言われて育った人も多いと思います。
私は女性ですが田舎で長子だということもありそこそこ厳しく育てられました。
泣いていると「いつまで泣いてるんだ」と輪をかけて怒られた経験もあります。
こうなってしまうと”泣いたら余計追い込まれる”という価値観になってしまいます。
これは自分で気がついて変えようと思っても一朝一夕では変えられません。
自分の人生の棚卸しをして、辛かったことや行き場のない感情など一つひとつ向き合って自分を認めて親など周囲の人を赦す、というような時間のかかる作業を要します。
感情表現がうまくできないのはどこか無理をして歪んでいるということなので、趣味に関係なくこれからの人生のために向き合ったほうがいいと思います。
そしてこれは何年もかかることなので、自覚があるなら別の企画などでゲームを楽しんで、ある程度時間が経ってから初見実況に挑戦してみたほうがいいんじゃないのかなと思います。
私はこの感情表現についてはまだまだ道半ばです。
勉強してもあまり上達しなかった…というよりかはある程度のラインまで持って行くまでに時間がかかりすぎる、と言ったほうが正確です。
②自分の考えを万人にわかりやすく説明できる
つまり言語化能力のことですが、この場合は「瞬間的に言語化できるかどうか」を指しています。
近い能力に語彙力がありますが違うものとして扱います。
語彙力がなくても伝われば問題ないからです。
私自身言語化能力は低くはないと自負していますが、それは文章など推敲できるものに限られます。
アウトプットが遅いというと分かりやすいかもしれません。
もう10年以上初見実況を続けてきましたが、数をこなしても上達しているとは思えません。
直近2~3年の動画を見返してもなんかたどたどしいというか、初心者のような喋り方をしています。
かと思えば知識や経験が蓄積されている分野に関わると途端に流暢に喋りだします。オタクが早口になる原理と似ているかもしれません。
(このパターンに入ると自分の考えを万人にわかりやすく説明できます)
具体的な弊害を挙げると「大人数の会話に入れない」というのがあります。
話を聞いていて自分なりの考えはあるものの、言語化するまでに時間を要するので会話に入るタイミングを掴めません。
大人数の会話はリズムやタイミングを読まないと行けないのでどうしても自分より早く誰かが喋りだしてしまいます。
会話が途切れるタイミングを見計らって話し始めても大抵誰かと被ってしまいます。この現象一体何なんでしょうねえ…
この性質についてある程度分かってきたので、人狼や人狼系ゲーム(Among UsやFeignなど)は極力お断りするようになりました。
議論そのものはむしろ大好きなんですが(ツイッターを見てると明らかですよね)限られた時間内でとなると途端に何もできなくなってしまいます。
せめて誰にも邪魔されない自分のターンがないとまともに動けません。
逆に利点もあります。
2人だけの会話(一対一)はある程度自分のペースを保てるので誤解が生じにくいと感じています。3人でもまだ大丈夫です(他2人だけで喋り続けるのはどこかで無理が生じる為)
大勢であっても多数が話したがらない場(会議など)は自分のペースで話し始められるので個人的には悪くないと思っています。
ただこれらの特徴をまとめると、普段は無口、仕事など意見が必要な場ではしっかり発言するという見方をされがちなので「仕事人間」「堅物」といった印象をもたれやすいのは確かです。
私自身このことに気づいたのがほんの数年前なので改善に向けてどうすればいいかなあと模索中です。
今までの経験でわかったことは「回数を重ねることでどうにかできる問題ではない」ということです。
なにか抜本的な解決法があるのか、はたまたそういう特性として上手くつきあう方法があるのかはわかりませんが、模索し続けるしかないことだと思います。
③投稿間隔と編集の質を保つことができる
投稿間隔と編集の基準が序盤と終盤で変化する動画はさほど珍しくはありませんが、質を保つに越したことはないということです。
大元の記事「収益化」以前に「人気を得るにあたって向いていない要素」の中で
私自身は「初見実況」は苦手だとわかりましたが、「動画投稿の継続」は得意です。
と書いています。
これに関して得意なことというのはあくまでも「動画投稿の継続」だけであり、質を担保するものではありません。
これが企画動画なら最初に台本を書いてこういう流れにして…とある程度一定の質を保ちつつ継続できるんですが、初見実況となると不確定要素が多いため動画の質が全く安定しません。
どこまでカットするのか、どこまで注釈を入れるのか、など最初にあらかじめ決めておきますが、シリーズ途中でこのやり方は違うと感じて編集の基準を変更することが多いです。
序盤の印象で全体像を決めつけてしまっているのかもしれません。
結果的に序盤と終盤でクオリティの違う動画ができあがることも珍しくありません。
前述した通り、投稿間隔と編集の基準が序盤と終盤で変化する動画はさほど珍しくはありません。
ですが、それは言い換えると「投稿間隔と編集の基準が途中で変化しても視聴に耐えうる動画なら良い」ということです。
つまり質が担保できないなら別のセールスポイントを用意する必要があるということです。
初見実況において筆者はこれができませんでした。
①感情豊かな表現ができず、②瞬時に自分の考えをわかりやすく説明することができなかったからです。
長期間取り組んだことで編集は早くなりましたが、初見実況で投稿と編集の質を保つにはまだ別の要素が必要だと感じました。
さて、3項目に分けて「筆者が時間をかけて勉強してもあまり上達しなかったもの」について深掘りしてみました。
少なからず同じ悩みを持つ人はいるかと思うので、参考になるところがあれば幸いです。
次もまた大元の記事「収益化」以前に「人気を得るにあたって向いていない要素」の派生になるんですが、数回に分けて初見実況関連の記事を書いてきたので、ネット活動をするなら避けては通れない時間の使い方関連について記事を書いていきたいと思います。
それではまた次回!
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