スプラは個人競技

ある話題を見聞きして「あれ、これってスプラと同じじゃね」と思ったのでまとめます。

ゲームとは全く関係ない話ですが、最近ウェザーニューズキャスターの交際公表に一部のファンが阿鼻叫喚と化していました。
気持ちはまあわからんでもないです。

そのお相手というのがプロのテニスプレイヤーで、一見すると完璧超人に見えるんですが、試合で感情のコントロールができずにラケットを破壊する行為や大声をあげる様子が動画になって拡散されており、物議を醸しています。

※本人やテニス界隈は感情のコントロールをしているとの判断でしょうが(そういう擁護を見かけた)他のスポーツだとあまり見られないので感情のコントロールができていない判定で進めます。

ツイッター上での出来事なのでそれはもうたくさんのリプが付きまくりの議論しまくりでこれまた阿鼻叫喚と化していました。
そんな中「団体競技は一人の精神の乱れが試合全体に影響するから感情のコントロールが身につく。個人競技にはそれがないので云々(意訳)」との意見を見かけました。


この件についてまさしくスプラがそうではないかと思いました。


どういうことかというと、スプラも他のゲームと比べて怒りのあまり物を壊したり暴言を吐いたりということが問題になっています。
いい年した成人でさえも見られる行為です。
つまり、「スプラは個人競技」ということです。


団体競技の皮を被った個人競技


表向きは4人1チームの「団体競技」ですが、プレイヤーたちは無意識下で「個人競技」のつもりでプレイしている可能性が高いと考えました。

この無意識下というのが厄介で、YouTubeなどで発信している上位勢は口を揃えて

・仲間の動きを見ろ
・仲間のサポートに回れ
・これは味方負担だからやめろ

などなど、他にもありますが仲間を意識した発言が多くあります。
その一方で

・自分がキャリーしないといけない
・自分が打開の起点になれ
・自分で塗ってキルしてホコ持ってヤグラ乗れ

のような、自分以外信用するなと言わんばかりの発言も多く見られます。

上位勢と言われる方々は所謂Xパワーの高い人達です。
つまり「野良で這い上がった」人達です。
そこは基本的に通話など意思疎通の手段がない環境です。

そうなると団体競技とはいえ、個人の力量が物を言う世界になってしまいます。実質個人競技です。
冷静に考えると仲間と意思疎通のできない試合なんて個人競技以外の何物でもありません。

これはサーモンランでも同じです。
サーモンランこそチームワークが大事だと言われますが、カンスト勢の動画を見ていると野良を主戦場とするカンスト勢は全てにおいてレベルが高いと感じます。
自分自身サーモンランを遊んでいて、上手い人は全てにおいて上手い、納品も大物討伐数も赤イクラ獲得数も一番多いと感じることがほとんどです。

ビッグランが来る度に「チームと野良を分けてほしい」との声を聞きますが、これはチームを組んで通話をする「多対多の団体競技」と意思疎通できない「一対多の個人競技」になっているから不公平さをより感じるのかなと思いました。
これが一対一なら文句も出ないでしょうが、サーモンランってそういうゲームじゃないのでね…


ここで話をもとに戻しますが、なぜスプラは他のゲームと比べて怒りのあまり物を壊したり暴言を吐いたりということが起こるのかということについて、

スプラは個人競技であるが故に感情のコントロールをする必要がない
(あるよ!あるんだけどね!)

という結論になりました。
何年にも渡って「なぜスプラはこんなにもストレスが溜まるのか」ということについて各所で議論されてきましたが、理由の一つに「団体競技だと思わせておきながら実は個人競技」というところは大いにあると思います。

上位勢を見ていて納得できるところが
・基本的に野良でプレイしているというところ
・なんだかんだ暴言や不満を漏らすことが多いこと
 (これはゲーム側の問題もあるので仕方ない面もありますが)
・なんだかんだ味方を信用していないこと

などの要素を持つことが多いので、我々一般プレイヤーも影響を受けて
「チーム戦だと思っているけれど無意識に個人戦をしている」状態になってしまうのだと思います。


脱却するには?


じゃあそんな破壊と暴言のオンパレードから抜け出すにはどうしたらいいかということですが、まずは多くの上位勢が言う

負けが混むときはゲームをやめる

これが真理かなと思います。
破壊と暴言が現実になる前にその場から立ち去るのです。

冒頭のテニスプレイヤーの話ですが、テニスの試合は長いときは5時間も独りで試合に向き合わなければならずコーチの助言も得られないそうです。
 (スポーツをやらない人間からするとそこはルールを変えるなりどうにかしたれよとは思うんですが難しいことなんでしょうか。野球やボクシングは監督やコーチの指導が入るのにね)

テニスは物理的に逃げられないから行動に出てしまう(逃げたら負け)
スプラは逃げられる(逃げても負けじゃない)
この違いは大きいかなと思います。
もう一つは

個人戦だと割り切る

これが現実的かなと思います。
負けが混んだらゲームをやめると言いつつも、ゲーマーはゲームをしたくてスプラをやっているわけで、やめたら更にフラストレーションが溜まる人もいるでしょう。

上位勢を見ていると自覚しているのかどうかはわかりませんが、明らかに個人戦です。
口では「チームワーク大事!」みたいなことを言っていてもです。
野良でプレイしている以上団体戦に見えても個人戦の集まりでしかありません。

コーチングの動画を見るともっとわかりやすいかと思いますが、チーム戦とは思えないようなアドバイスをしている人がほとんどです。
これはディスってるわけではありません。
事実上個人戦でのスキルを極めないと上に上がれないからそうなるのだということです。

野良の味方と息が合った!という声も耳にしますが、それは偶然です。
意図して狙えるものではありません。

ある程度味方の行動は読めるよ?息だって合わせられるよ?という人は周りの仲間を観察できるぐらいスプラが上手い(個人戦に必要なスキルを持っている)と考えられるので自身を持っていいと思います。


最後に


さて長々と書いてきましたが、当の自分はどうなのかというと
「文句を言うことはあるが物にあたることはない」です。

というのも私自身が元々個人主義で「一人で極めてナンボ」という価値観だからです。
でもなんだかんだ文句を垂れることもあるので、仲間に期待しているんだということはわかっています。
平穏にスプラを続けるにはストイックになる必要があるなあと思います。
もしくは通話がないとプレイしない完全エンジョイ勢になるか。
後者はあまり現実的ではないので、野良だと前者になってしまいますが、そうなると平穏なプレイ環境の道は長いなあとも感じます。

まあいいか、楽しいし。

それではまた次回!

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