プラモデルの思い出

TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYOに初めて行った。展示されていた完成品やジオラマを見て1/35スケールの戦車や人形、1/48スケールや1/72スケールの戦闘機、1/700スケールの軍艦の小ささに驚いた。こんなに小さくて機関銃や砲はこんなに細かったけ?

私がプラモデルに夢中になっていたのは小学中学年から中学生の時まで。今より身長はたぶん20センチぐらい低く、その分,手も小さかったのだろう。一方、小さなものも遠くのものも今よりずっとよく見えた。

お小遣い制ではなく、本以外のものは滅多に買ってもらえなかった。プラモデルも滅多なことでは買ってもらえなかった。仕方がないので同級生の家で見せてもらったり、自転車に乗って久ヶ原銀座にあったモデルアートと言う若夫婦がやっていた小さなプラモデル屋に通って展示されていた完成品を見たり箱を開けてキットを見たりタミヤニュースを立ち読みしたりした。お年玉を握りしめてモデルアートに行って散々迷って買ったりした。50年かもっと前の我慢と引き換えのワクワクとため息。

なけなしのお金で買った数冊のタミヤニュースを捨ててしまったことは後悔。大塚康生さんの寄稿や松本零士さんと一緒に写っていた新谷薫さんとかは今でも覚えている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?