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英語学習のハードルを下げるための3つの秘密

こんにちは、英語学習の旅にようこそ!私は日本生まれ、日本育ち、今はひょんなことからヨーロッパの非英語圏で生活しています。英語学習に関しては千差万別で、絶対のやり方なんてありません。私自身の人体実験の一例として、気軽に読んでいただければと思います。

話す: 話せるのハードルを下げる

まずは、英語を話すことへのプレッシャーを軽減する方法についてです。完璧な英語を話さなければならないというプレッシャーから解放されると、学習がもっと楽しくなりますよ。

正しい英語を求めすぎない

世界にはさまざまな英語があります。例えば、フランス人が話す英語は"h"を抜いたり、イタリア人の英語には独特なアクセントがあったりします。インド人の英語は難しいと言われますが、日本人の英語も癖が強いですよね。個人的には、南欧の英語はわけわかりません。
このように、非ネイティブが大半を占める環境では、みんなが母国語の影響を受けた英語を話しているので、表現やニュアンスに絶対的なものなど存在しません。いろいろな英語があるという事実を受け入れることで、気楽にコミュニケーションが取れるようになりました。

「ネイティブはこう言わない」は気にしない

「ネイティブはこう言わない」というアドバイスは、正直、気にしない方がいいです。確かに、「Why did you think so?」は失礼に聞こえるかもしれませんが、誰もあなたに完璧な英語を期待していません。その時の振る舞いや声のトーンで、他意がないことは十分に伝わります。言語以外の要素もコミュニケーションには含まれているので、細かいことをいちいち気にするのはもったいないと感じます。

間違いを恐れるのは自意識過剰

世界的に見ると、日本人は他人にどう見られるのかを気にする性質が強いので、間違いに対しても敏感になるのかと感じます。でも、誰もあなたの間違いなんて気にしていません。これはもはや言語の学習ではなく、文化の学習だと思います。でもここが重要なポイントと思います。
海外に行く前に習った先生の多くは、「間違いを恐れて全然話さないより、間違いを気を付けながらすごくゆっくり話すより、ばーっと話してしまった方がはるかに良いよ」と言われました。ばーっと話して、大事なところは違う言い回しで二回話したりした方が、ずっと伝わるのです。
日本人の仲間の通訳として会議に入ることもありますが、その方が「私は全然英語話せないんだけど」と言って話し始めたら、相手から「すごい話せるじゃない。なんで通訳がいるの」と驚かれることが多いのです。

聞く: 大まかで十分

リスニングはどこまで行っても難しいものですが、リラックスして大意をつかむことができれば十分です。外交官や同時通訳者の方ですら「全部理解するのは大変だから、大意をつかむようにしている」と言っているのを聞いたことがあります(真偽はさておき)、非常に私の気分が楽になりました。

肩の力を抜く

ヨーロッパに来て、3人1組の3チームで伝言ゲームをやりました。自分のいるチームは、自分がいることで絶対負けるだろうなと思っていたら、ふたを開けてみたら、全チームがぼろぼろでした。「なんだ、みんな適当に聞いてるんじゃん」というのが分かりました。実際の結果はさておき、それくらい肩の力を抜いてやったほうが良いと感じました。

聞き返しのタイミングを掴む

場数を積んでくると、ここは自分はしっかり理解しておいた方がいいな、というメリハリが利くようになります。大意をつかんでいると、細かいところはさておき、自分の意にそぐわない展開をしたり、くぎを刺したりいいと感じるところはなんとなくわかるようになります。そういうときには、遠慮なく聞き返したらよいです。例えば、「Let me check my understanding」とか「Let me get this straight」といったフレーズを使うと便利です。

読み書き: ツールに頼ればよい

日本の英語のテストは読み書きが多いので、その道にこだわりすぎてしまうことがあります。でも、実際に仕事で読み書きが必要になるシーンでは、ゆっくり落ち着いて対応できることが多いです。読み書きなら、翻訳ツールを使えばいいのです。Google翻訳、DeepL、ChatGPTなどを使えば、読みはすぐにできるし、書きも品質がすごく良くなります。そういう中で、どこまで自分自身が学ぶべきか、冷静に判断した方がいいと思っています。

なんでも英語では理想だけど、もう少し現実を見たらよい

母語の影響は強いです。物事を考えるときも、母語で考えた方が速いです。そんな中ですべてを英語でというのは理想ですが、もっと気楽にやったほうがいいと思います。
長文の英語メールが届いたときに、頑張って読むと10分かかったとしても、日本語に翻訳したら、見た瞬間に(読まずに)どんなことが書いてあるかは10秒でわかることが多いです。
聞く話すは瞬発力が必要ですが、読む書くはゆっくりでいいことも多いです。ツールに全依存する罪悪感なんて、とっとと取っ払ってしまいましょう。

ただ読みはすべての基本だから、気長に鍛えていったらいい

とはいえリーディングは、リスニングやスピーキングの核になるのは間違いありません。リスニングができない人の話を聞くと、そもそもリーディングができていないという話をよく聞きます。自分もそうでした。スピーキングのスピードは160-180 wpmくらいの中で、リーディングのスピードを測ったら100 wpmくらいでした(日本人としてはよくある話だと思います)。そりゃ聞けないですよね。読んだ瞬間にぱっと何となく意味が分かるというのが最低でも160-180 wpmくらいにならないと、リスニングは難しいです。そういう鍛えをするという意味で、読みはコツコツと鍛えた方がいいと思っています。

結論

英語学習のハードルを下げ、楽しく続けるためには、完璧を求めず、間違いを恐れずに取り組むことが大切だと感じています。リスニングやリーディングのスキルは一朝一夕には身に付きませんが、継続することで必ず上達します。リラックスして学習を続け、自分のペースで成長していきましょう。

英語学習の旅が楽しく充実したものになりますように!

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