コイキングでも良いじゃない。


世の中は不平等だらけ

結局、みんな平等じゃない。世の中は不平等なのだ。

そもそも基礎ポイント開きすぎだよねって話。

私は今までなんとなく、人間の基礎ポイントにはそこまで開きがなくて、ポイントの振り方が下手な人がいわゆる「無能」だと漠然と思っていた。

↑突出している部分がないのが無能なんじゃないかの図

でも、26年間生きてきて、それは大間違いだった。
ポケモンで例えると、基礎ポイント(ポケモンで言うと合計種族値)がまず人によって全然違う。
生まれながらに病気や障害を持っている人もいる。まずその時点で不平等なんだけど、健常者の中でもまた、人それぞれ基礎ポイントの差がある。
コイキングがいくら頑張っても、どう上手く基礎ポイントを振っても、伝説のポケモンには勝つことは不可能なのだ。

特性「敏感センサー」

さて、ポケモンには特性と言うものがある。
特性もめっちゃ役に立つものもあれば、ほぼバトルでは意味がないようなものもある。
またまた不平等である。

私の特性は”敏感センサー”だ。
それは壊れているのかもしれないし、人より高性能すぎてあらゆるものを感じ取ってしまうのかもしれない。
普通、人が気にならないようなことを感じ取って、考え込んで、疲弊するような毎日だ。本当にバカらしいし、治したいんだけど、何か治療をしてこのセンサーが作動しなくなるとはどうも思えない。
「ワッ!」と驚かされた時に無意識に体と心臓が「ドキッ!」とするようなそういった本能的で無意識なものなのだ。(物心ついた頃からずっと)

日常のあらゆるものに反応する敏感センサー


そして、このセンサーは身体にも支障をきたす。
感じたストレスが、心だけでなく、実際に不調となって体に出てしまう。
例えば、私は無理して頑張った次の日、絶対に血便が出てしまう。
(敏感センサーのせいで私は高校生の時に過敏性腸症候群(IBS)を発症し、その影響だ。)
他にも、腹痛、頭痛、吐き気、発熱、自律神経失調症など、ストレスがすぐに体に出てしまう。

そんな敏感センサーに人生を振り回されてきたのは言うまでもない。
何も気にならない、気付かない、鈍感な人が本当に羨ましい。
そう産まれたかったけど、やっぱりこの世の中は不平等なのだ。

基礎ポイント弱者

そんな特性もあってか、私は本当に体力がない。
日常のあらゆるところに刺激というものは転がっていて、私の敏感すぎるセンサーでは生きるのが本当に疲れる。毎日何もしてなくたって疲労困憊。
何かに取り掛かっても、すぐに疲れてしまう。疲れてくると、頭痛がしてくる。体からのSOSがすぐに出てしまう。

側から見れば、本当に怠け者に見えると思う。自分でも怠け者なんじゃないかと思う。
でも、何もしていないのにこんなに疲れていて、本当にそれどころじゃないのだ。疲労メーターが見えれば、怠け者じゃないことを証明できるかもしれないけど、そんなことはできないし。

だからと言って、秀でているところも結局今のところない。
26年間、自分は何か才能があるのだろうと思って生きてきたが、結局見つからないままアラサーである。
何か一つの能力に全振りしてるからできない事が多いのではなく、ただ単に基礎ポイントが少ないだけの人間だということに気づいてしまった。

弱者なりの生存戦略

じゃあ、そんな基礎ポイント弱者の私がどうやって生き抜くか。
26年間生きてきた私なりの生存戦略を書いていこうと思うのですが、長くなるので詳細は後日詳しく書きたいと思います。
この記事ではさわりだけ書くので、この記事だけ読むと綺麗事に感じてしまう人もいるかも。
弱者の私の生存戦略について詳しく知りたい、自分にも生かしたいと言う方はぜひ後日の記事を読んでみてくださいね。

できないことで戦うな

まず、自分のできないこと=弱い部分で戦ってもどう頑張っても強い奴に勝てないよね、ということになる。攻撃できないコイキングをバトルで使う人ほぼいないだろう。
いやいや、「できる事がないから、できないことをやってんだよ!」って話だよね。こちとら負け確でやってんすわ!ってね。
人間界では仕事に向いていなくたって、生活をしていくお金を稼がなくてはいけません。
(正直、生活保護って仕事向いてないみたいな理由じゃ通らないんですよね)

自分に合う環境を見つける

コイキングは弱いポケモンのエリアにいます。
ゲームで言うと、最初の方の街。
クリア寸前の強いポケモンがうじゃうじゃいるエリアに、コイキングはいないですね。
身の丈にあった職場、住居を見つけることは大切。

レベルアップしてみる

そして最後に、自身をレベルアップさせる、と言うこともある。
コイキングは進化すると、強力なポケモン、ギャラドスになる。
ただ、進化するまではほぼ自力で戦う事ができない。他のポケモンに助けられながら、経験値を積むことになる。
しかし、ギャラドスになったその途端!
手持ちポケモンで一番強くなって、今までの恩を返すかのように相手のポケモンを瞬殺していく経験をした幼き日のポケモントレーナーさんは少なくないはず。

コイキングでも良いじゃない

じゃあ、コイキングには何ができるのって言ったら、直接的に何かの役に立つことはできないのかも。
でも、数多くいるポケモンの中でコイキングはなぜいつも人気上位なのか?
それは、コイキングを見て癒される人や、弱いなりに頑張る姿に勇気をもらう人もいるのかもしれない。そうやって間接的に人の役に立つことはできると思う。
コイキングにはコイキングにしかできない事があるし、それを求めている人は必ずいる、と言うことなんじゃないかと思う。

ワンチャン、ギャラドスあるんじゃないか精神で生きる

人生がうまくいかない私たちは、まだ第一形態のコイキングなだけかもしれない。
ワンチャン、明日ギャラドスになるかもって思ったら、人生を諦めるのは勿体無いのかなとか思ったり、努力を怠らずに自分を磨こうと思えると思います。」

「じゃあ最終形態がコイキングだったらどうするの!?」って思う人もいるかもしれないけど、それでも良いじゃないかと。
そもそもあなたのせいじゃないし、あなたにしかできない事が見つかるかもしれないし。
世の中は不平等なんです。
バトルが向いてないポケモンは人の仕事を手伝ったり、農業やったり、ペットとして可愛がられたり・・・ポケモンの世界もそんな感じで回っていますね。
もう、コイキングなりに人生楽しんだ方が絶対効率良いんですよ。

そうやって、楽しんでいるうちにいつの間にか経験値が増えて、ギャラドスに進化するかもしれません。
そうなったらこっちの勝ちですよね。いわゆる、大器晩成ってやつ。むしろ、ギャラドスになってからが人生の始まりかもしれませんし。
それまでは使える限りの周りからの助けを使ってしぶとく生き抜きましょう。いつしか、それが助けてくれた人への恩返しになる日が来るかもしれませんし。

英雄になれる可能性を秘めている私たち

私が弱いポケモンだったら、強くなるためのアドバイス・人生相談はギャラドスに受けたいと思います。
ギャラドスの言葉は優しく、そして説得力があるでしょうね。自分は最弱のポケモンだった過去があるんだから。それに救われる弱いポケモンは多くいるはず。そうなったらまさに英雄ですよね。
多分、ガブリアスに言われても私が弱いポケモンだったら響きませんね。「お前は元々ポテンシャルあるだろ!」って言っちゃいそう。

ギャラドスみたいな、そんな大人になりたいです。

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