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山に雪抹茶ケーキの粉砂糖

やまにゆきまっちゃけーきのこなざとう

まだ俳句を詠み始めて一月にも満たない自分が、渾身というのも烏滸がましいけれど、どの句も指を折りながらそれなりに一生懸命に考えるてのが、初心者ならではと思っていただければ。
折角の企画なので、参加することの意義を信じて出してみる。

なぜ、この句を選んだかというと、この大好きな景色を何かの形で表現したいと思っていたから。俳句にしてみたら良いだろうな~って憧れが常々あったから。
夜、雪が降って次の朝、家の窓から見える近い山々では、木の形や色が辛うじて感じられる程度の山肌に、真っ白な雪がサラサラと振りかけられたように見える。常緑樹は深緑でポコポコな質感は洋菓子のスポンジを連想させる。雪の翌日は空気が凛と冷えて透明感が増す感じ。空もいつもより澄んで青い。
五七五に挑戦してみても、どうしても言葉が足りなかったり多くなりすぎたりする。窓から眺めた山の景色であること、雪が降った直後だったり、山肌がスポンジケーキに見えること、景色全体が粉砂糖を振りかけたスイーツに見えたこと、空の青さや空気の透明感があったことと等、一句で表せれば良いんだけれど。いろいろ言葉を当てはめてみて17文字に納まった。
見慣れてるけど、好きな風景を形にしてみた。自分にとって思い入れのある一句なので、今時点での渾身の一句としてみたい

まだまだ初心者マークだけれど、いつか自分の代表句みたいなものが作れたら良いな~って思う。
noteの俳句の皆さんは皆、優しい。初心者でも良いんだよ、上手じゃなくても良いんだよって背中を押して下さる。
宇宙杯の募集要項も出たことだし、今回は頑張って参加してみたいと思う。
初心者でも下手の横好きでも全て受け止めて下さる懐の深さがありがたい。