見出し画像

🔰俳句幼稚園(リベンジ)季語・如月、春の波

木枯らしや身体ぎゅぎゅっと縮こまり

如月の風柔らかく頬に触れ
如月の香り微かに通りゆく

こがらしやからだぎゅぎゅっとちぢこまり
きさらぎのかぜやわらかくほほにふれ
きさらぎのかおりかすかにとおりゆく

如月は春の季語だけれど、2月のある日、強烈に冷たい風が吹いて体中凍えて足が動かなかったことがある。この辛さ冷たさを何とか表現しておきたい。その気分をまず、冬の季語を使って冬の句にすり替えてみた。

それから、「如月」を推敲。紫乃先生 橘鶫さんのご指導を参考にして自分なりに直してみた。何となく春めいた気がする如月、強風でも冷風でもなく柔らかくそよそよと漂う雰囲気にしてみたつもり。

湖に朝日彩る春の波
木々映えてエメラルドなる春の波

みずうみにあさひいろどるはるのなみ
きぎはえてえめらるどなるはるのなみ

元々の句は「木々映えて湖面煌めく春の波」
きれいな風景だけれど、それ故、類想も多いだろうとのご指摘を受け、もうひと頑張り。
詠み込むのは場所とか時間とか心情とか、そうなんだな~って知る。知ることと、できることは別だけれど。まずは、できるための第一歩。