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🔰俳句幼稚園(2作目)季語・梅月夜

あのことやこのこと過ぎる梅月夜
あのことやこのことよぎるうめつきよ

月夜なので夜、月光が梅を仄かに照らす。秋の月みたいに大きく輝くのではなくて、この季節の月はどこかぼんやりしている。仄暗い中で梅の香がして、香は記憶を呼び起こす。一瞬一瞬写真のようにその場面が蘇ったりする感じをイメージした。香りに誘発されていろいろなことを思い出すことを表現したかったんだけれど、五七の言葉を見つけるのが難しい。多分、そこが俳句の醍醐味なのかもしれないけれど。