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季語・鶏頭:俳句幼稚園

鶏頭や祖父を送りし空の蒼

けいとうやそふをおくりしそらのあお

30年ほど前、葬儀は自宅で行うことも多かった。祖父を見送ったのは9月中頃、実家の庭は鶏頭の花盛りだった。おじいさんは、この花が好きだったから花の間をお棺が通って、花の中を送ってやれて良かったと叔父叔母が話していた。
雲一つ無い晴天に鶏頭の赤がよく映えていたのを記憶している。
句は三段切れかもしれないけれど。