見出し画像

「し」しらじら・シンプル:俳句幼稚園

白々し言の葉ぽつり冬苺
→白々しき言葉のぽつり冬苺
白々し言葉の棘や冬山椒
→白々しい言葉向けられ冬山椒
シンプルな思考回路や冬の朝

しらじらしことのはぽつりふゆいちご
しらじらしことばのとげやふゆざんしょう
しんぷるなしこうかいろやふゆのあさ

「し」は自律神経、自分、心身状態、身体機能、状況などよく使う言葉がある。幸せとか信頼とか信じる、などなど・・・

「白々しい」2句目のほうが先に出てきたのだけれど、あえて「言葉」とか「とげ」など使わない表現を目指した方が良いのかな~などと考えるけれど、婉曲すぎると何言ってるのかわからなくなりそうで。
表現したいのは、形ばかりの言葉を使われても気持ちがこもらなければ不快とか不信・不審を感じることがある。ってこと。自分も気をつけなくちゃってことだけれど。せめて信用に値する言葉を発するようにしなくちゃと思う。
2句目、そのまま。複雑なことを複雑に考えすぎると疲れてしまう。


追記:コメントから学んで推敲してみた。
「白々し」だけでは、三段切れ。連体形は「白々しき」字余りになるけれど見た目がきれいかな~。正しい表記があるなら、できるだけそれに沿った方が良いと思って推敲してみた。
「棘」と冬山椒、山椒と棘、確かに近いかも。棘を生かせる推敲も考えたけれど、「白々しい」上句は「し」始まりなので残したい。「白々しい」中に棘とか毒とか嫌みっぽい要素が、含まれてるともいえるので、棘は外した。
わかったような言葉をかけられても、取り繕ったようで、その言葉の中にマイナス要素を感じ取ってモヤモヤな気分を「冬山椒」の季語で表現できるような気がして。