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季語・揚雲雀 木蓮 初桜(リベンジ):俳句幼稚園

これ全て我の世界や揚雲雀

これすべてわれのせかいやあげひばり

雲雀が高いところで啼いたり、回ったりするのは縄張りを示すため。ここを支配するのは自分って思っているのだろう。自分にも自分だけの世界がある、みたいな気持ち。高い所に上ると広く俯瞰できる。

木蓮の白極まりて花開く
主なき庭慰めて紫木蓮

もくれんのしろきわまりてはなひらく
あるじなきにわなぐさめてしもくれん

木蓮の花の白さは純白。大きめの花、街路で見かけるとああ今年も咲いたな~って思う。
2句目も、自分の身近で空き家となった家の庭に紫木蓮が咲いていた。住む人がいなくなっても、花は咲く。寂しさを少し慰めてもらえるような気がする。

職場去る君へのエール初桜

しょくばさるきみへのえーるはつざくら

「初桜今朝も異動の知らせ聞く」を推敲
固い感じ、報告書みたい、誰の異動なのかわかるようにしてみたら、ってご指導をいただいて詠み直す。
たまたま、頼りにしてた行政の担当者からリアルで電話もらったりして、感謝とか労いの言葉とか自然に言っていた。「異動」の知らせを聞いた、の他人事っぽさより、あなたに伝えたいことを詠むのも良いかな~と思って。