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「ち」小さき・ちゃんちゃんこ:俳句幼稚園

小さき手の小さき丸みや雪だるま
ちゃんちゃんこ祖母の仕立てし縫い目かな

ちさきてのちさきまろみやゆきだるま
ちゃんちゃんこそぼのしたてしぬいめかな

1句目、子供の小さい手で作った雪だるまは可愛いだろうな~の句。小さき丸みとは雪玉の丸と子供の手の丸っこい感じの両方をイメージした。
2句目、小さい頃、祖母とか祖母の姉妹とかが、よく「ちゃんちゃんこ」とか「はんてん」を作ってくれた。もしかしたら自分も彼女達の年に近くなってるのだけれど、手縫いで衣類など仕上げられそうもない。綿入れのちゃんちゃんこはとても温かく機能的だった。祖母も大叔母たちも亡くなってしまったけれど、懐かしく慕わしい。