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季語・星朧 春の山・春嶺(リベンジ):俳句幼稚園

想ひ出の吸ひ込まれたる星朧
モヤモヤは明日に放る星朧

おもひでのすひこまれたるほしおぼろ
もやもやはあしたにほうるほしおぼろ

春の星空。冬のような冴えさえとか、夏のような熱っぽさではなくて、ぼんやりと穏やかさがある。朧気な光。
1句目、そんな星空を見ていたら、嫌な思い出も、まあイイかみたいに心中で和解するようなイメージで詠んだ。
2句目、そんな突き詰めて深刻にならなくてもいいじゃん、物事曖昧でも、今じゃなくても、悩み事や愁い事は明日明るくなってから考えてもイイじゃんって思って詠んだ。

春の山気持ち弾んで遠回り
春嶺の遠くなるほど青味増す

はるのやまきもちはずんでとおまわり
しゅんれいのとおくなるほどあおみます

「春嶺やも少し長く歩こうか」→「春の山も少し長く歩こうか」のリベンジ
季語の捉え方、切れ字を使っての焦点のあて方がイマイチって添削していただき次を詠んでみた。
「山」の次がひらがなの「も」になってると「もう少し」の「も」と「春の山も」が紛らわしくなる。そういう視点での推敲をしてみたらってアドバイスをいただいて再チャレンジしてみた。
2句目は、山の見え方、遠くの山は青く見えて近い山は緑とか茶色で立体的に見える。