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型・その1 ④歩道橋:俳句幼稚園

風花やでんと構える歩道橋
水仙や階段長き歩道橋

かざばなやでんとかまえるほどうきょう
すいせんやかいだんながきほどうきょう

「歩道橋」は、約1年前俳句に興味を持ち始めたとき、目に留った。寒い風が吹いていても、ただそこにあるのが頼もしいと思ったり、寒さを堪えているのかと思ったり。いつも通る歩道橋の階段あたりに、季節の花が植えてあったりする。

下五の名詞:歩道橋 あまり関係のない4文字の季語+や
関係ない季語だけれど、中七から下五と響き合うものを選ぶこと。これが難しい。誰にでもわかりやすいものは近すぎて凡庸だし、わかりにくいものは独りよがりになりやすい。今回も難しいに変わりはないけれど、昨日の紫乃さんからのコメントに少しヒントをいただいてちょっとだけ目指す方向が見えた気がする。「20週俳句入門」「実作俳句入門」頼んではあるんだけれどまだ届かない。心待ちにする。