見出し画像

「か」:俳句幼稚園

カレンダー残り一枚蕪蒸
鐘の音の微かに響き冬の霧
彼方からただよふ雪のにほひかな

かれんだーのこりいちまいかぶらむし
かねのねのかすかにひびきふゆのきり
かなたからただよふふゆのにほひかな

「か」から始まる言葉で詠む。「観覧車」とか「缶けり」とか魅力的な言葉を思いついたのだけど、つながらなかった。
1句目、11月12月、カレンダーが薄くくたびれてくるのは、冬っぽい感じ。温かい料理でも作ったり、食べたりしたいな~ってところ。蒸し料理は自分ではほとんど作ることないのに・・・歳時記で教えてもらう。
2句目、地方で昼や夕方、無線放送で時を知らせるメロディーが流れたりして、ぼんやりと聞えたりする。くぐもって微かに聞える感じが霧っぽい。
3句目、まだ雪の便りは聞えてこないけれど、雪が降る時って何となくそんな匂いを感じることがある。雪は香ではなく、匂いだなって思う。

日々のつぶやきで何か詠んだり、最初の一音で詠み始めてから気づいたこと。多分、自分の特性だけれど、課題だったりもすること。
「物語」を作ることが苦手。詠んでみたい風景、心境・状況などあるときには比較的詠みやすい。後でそれに見合った季語を見つけられれば完成できるし、季語歳や歳時記で調べていくのも楽しい。
兼題とか最初に季語が提示されてると、その季語や兼題の世界観を取り入れてから、それに合わせた言葉を探していくわけで、自分にストックしてある景色や心況を探して当てはめたり、創作して取り合わせるのだけれど、中々思いつかない。
noteでの創作活動、例えばショートショートとか歌詞や物語を組み合わせてのお話作りとか、自分には難しいな~ってことにも合点がいく。

俳句に取り組み始めてから、やっと9か月。自分にあるものを大事にして、足りないものは学んでいければ良いと思う。俳句ポストの「立冬」まだ苦戦中。