見出し画像

「わ」割り箸・僅か:俳句幼稚園

割り箸の棘指先に年の暮れ
→割り箸の棘指先の年の暮

僅かずつ夢分け合ひし十二月
→僅かづつ夢分け合ひし十二月
→僅かずつ夢分け合って十二月

わりばしのとげゆびさきにとしのくれ
わずかずつゆめわけあひしじゅうにがつ

1句目、割り箸を上手に割ることができない。きちんと切れ目から筋に沿って均等に割れると気持ち良いけど。気持ちが焦ってる時には、無造作に引っ張って上部が分かれずに中途半端な形になったり、ささくれて滑らかじゃなかったり、急いで掴んだりして手に刺さったり、安価な大衆向けのお店ではありがち。そんなお店の方が味は良かったりする。自分だけかもしれないけれど。
2句目、宝くじとか競馬とか。地域のバザーとか歳末助け合いみたいなイメージ。一攫千金じゃなくて、お互い様の精神で皆でちょっと豊かになろうよって感じる。世知辛い世の中だけれど。

紫乃さんに追いついたわけじゃないけれど、次は濁音。何となく近くなった感じがする。