FRUITSZIPPERのライブツアーファイナル公演に行ってきて考えたこと

2023年2月12日、LINE CUBE SHIBUYA。
どんなライブハウスなのかなと調べたら、渋谷公会堂のことだった。
この会場には過去2度足を運んだことがある。
一度目は嵐のデビュー半年後くらいの頃に行われたCDのリリースイベント。
二度目は脱オタしかけてた頃にどハマりしてオタクに舞い戻ったキッカケになったゲームのイベント。
もう10年以上前の話である。
あの会場、ということは座席もあるし上階もあるはず。結構広いところを抑えたのかな?埋まるのかな?とうっすら思った。

私がふるっぱーの公演のチケットを買う頃には、すでにVIP席と他のライブハウス公演は大阪以外埋まってる状態だった。そもそもふるっぱーにハマった段階ですでにチケットの発売は始まっていた。

これはなんとか参加して一席でも埋めたいな、と思った。
家族に相談して当日の段取りも決めて、承諾を得てチケットを取った。

2月に入り座席がわかるということで見てみたらなんと3階席!まだチケットは残ってる。
もしかして残少なのでは?と思った数日後になんと完売した。

本人たちも気合十分で迎える公演。

当日、席についみた。
恐らく、関係者席がかなり多くあるように見受けられた。
そのため3階席の盛り上がりはかなり静かなものだったと思う。
3階席の座席からは階下の席の様子も見えなかったので完全に孤島状態だった。
隣の席の方と少し話したが、ふるっぱーのライブは初めての新規ファンの方だった。これで熱が冷めないといいな…ぜひリベンジをしてほしいと願った。

ライブ自体はとっても素晴らしく、安定のパフォーマンス、かわいらしさ、ファン思いの一面やアイドルに賭ける熱い気持ちなど、なかなか言えない本音みたいなものが見られてとても充実していたと思う。
彼女達の曲はとても耳に入りやすく、かわいらしくさわやかで暖かい曲が多い。
意外とテンポも速すぎず、口ずさみやすい曲たち。
キャッチーな曲が流行る昨今だが、それ以外にも名曲揃いだと思う。
メンバーの関係性もすごくいいのだろうと感じられた。
こんなに広い会場を満員で迎えられて、本当に嬉しいと涙を浮かべる様子を見て、アイドルとは困難な道なんだな、なんとしてもうまくいってほしいと願わずにいられなかった。

嵐がいつも言っていた「この広い会場にお客さんがぎっしりいることは当たり前じゃない」。まさにそういうことなんだと思う。
このたくさんの関係者も、ファンに変えられるといいね。

普段はライブ後に特典会があって、ファンとの距離が近い地下アイドルという存在は、会場が大きくなるにつれて距離が離れていく。
今回のライブも、LINE CUBE SHIBUYAの公演のみ特典会がなかった。
遠いな、と思って心が離れる人もいるだろうな、それを乗り越えるのがまた試練なんだろうなと思った。
(余談だが、この後7月に振替特典会が開催された。参加できなかったが…ありがたい措置だが、特典会の有無は動員数であらかじめ決めてもいいのでは?と思った)

次の大きいライブも決まった。
今ファンたちの雰囲気はとても暖かいものだと思う。
しかし大きくなるには痛みを伴う。

私の大好きだったアイドルも、人気の上昇と共にどんどん内へ入っていったように感じた。ファン思いなようで、実質メンバー同士の繋がりが固くなり外を見過ぎないようにしていた…ように見えた。外野はなんとでも言うから。自分達の芯を守っていたんだと思う。理解はできる。

彼女たちは今の暖かい繋がりを更に強くして、更なる飛躍を望みたいと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?