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SDGs 日本も貧困に直面している? 目標1 「貧困をなくそう」

みなさん、こんにちは。ユルヤカです。
先日、授業の一環でSDGsの授業をやったので、その流れでこちらでも解説していきたいと思います。17個やるかどうかわかりませんが、ぜひ最後まで見て、世界を少しでも救いましょう!


◎目標1の「貧困をなくそう」とは?

まずは、目標1の「貧困をなくそう」について具体的に説明していきます。
「貧困をなくそう」というのは、SDGsの17の目標のうち、一つ目に掲げられた目標です。他の目標にも貧困というのは深い関わりを持っています。
それだけ、世界の貧困は世界が問題と感じているということです。

では、「貧困をなくそう」には、どのような達成目標が掲げられているのでしょうか。その目標の7つがこちら。
1.1 
2030年までに、現在1日1.25ドル未満で生活している人々と定義されている極度の貧困をあらゆるところで終わらせる。
※1.25ドル=196.76円(2024年6月16日現在)

1.2
2030年までに、各国定義によるあらゆる次元の貧困状態にある、全ての年齢の男性、女性、子供の割合を半減させる。

1.3
各国において最低限の基準を含む適切な社会保護制度および対策を実施し、2030年までに貧困層及び、脆弱層に対し十分な保護を達成する。

1.4
2030年までに、貧困層及び脆弱層をはじめ、全ての男性及び女性が、基礎的サービスへのアクセス、土地及びその他の形態の財産に対する所有権と管理権限、相続財産、天然資源、適切な新技術、マイクロファイナンスを含む金融サービスに加え、経済的資源についても平等な権利を持つことができるように確保する。

1.5
2030年までに、貧困層や脆弱な状況にある人々の強靭性(レジリエンス)を構築し、気候変動に関連する極端な気象現象やその他の経済、社会、環境的ショックや災害の暴露や脆弱性を軽減する。

1.a
あらゆる次元での貧困を終わらせるための計画や政策を実施するべく、後発開発途上国をはじめとする開発途上国に対して適切かつ予測可能な手段を講じるため、開発協力の強化などを通じて、さまざまな供給源からの相当量の資源の動員を確保する。

1.b
貧困撲滅のための行動への投資拡大を支援するため、国、地域及び国際レベルで、貧困層やジェンダーに配慮した開発戦略に基づいた適正な政策的枠組みを構築する。

以上7つの目標でした。
具体的な数値が提示されているのは、主に1.1と1.2です。
SDGsには細かい達成目標というものも掲げられていたのですね。
知らなかった…( ´ ▽ ` )

◎「貧困をなくそう」の現状

続いては、世界がどのような貧困に悩まされているのかみていきましょう。

国際的な貧困の定義として挙げるのは、「国際貧困ライン」です。国際貧困ラインは、1日の生活費が1.9ドル(日本円で299.07円 2024年6月16日現在)未満である人を貧困と定義します。結構こうしてみると貧困というものは広いものです。
世界中で貧困状態にある人は世界で約7億960万人。現在の世界人口が「世界人口白書」によると81億1,900万人なので、約10人に1人が貧困に苦しんでいるのです。

ですが、1990年には18億9,500万人だった貧困者ですが、今現在の貧困者は6億8,500万人までにも減少しています。このように徐々に減少しているので、この調子でいなくなるといいのですが、中東やアフリカでは増加傾向にあります。

◎6人に1人の子供は貧困に苦しむ現状

貧困に直面する人数のうち3億5,600万人は子供です。割合にすると、6人に1人が貧困に直面しています。年々減っているものの大人に比べると、減りが少ないです。
そのため、いまだに親に労働力として使われたりする子供も多くいます。

そんな国の多くは開発途上国です。
日本やアメリカなどの国では、生活保護や補助金といった社会保障がありますが、開発途上国ではそれがなく苦しいせ活を余儀される人が多くいるのです。

◎日本の貧困の現状

「日本は先進国だから貧困もないし、人ごとだね」
実はそんなこともありません。日本は先進国35カ国の中でも、7番目に貧困率が高いとされています。なぜでしょうか?
それは「相対的貧困率」というものが関わってきます。
相対性貧困率とは、その国の大多数と比べて貧しいとされる人々の割合を指します。この基準となるのが、「貧困線」です。貧困線は、一定の収入を下回る人々の割合です。

例えば2018年に厚生労働省が発表した、日本の貧困線は124万円でした。この年収を下回る人々の割合は15.4%とされています。つまり、日本では7人に1人が相対性貧困といえるのです。

◎貧困をなくすために私たちにできること

貧困という問題を解決するためには、一人一人が問題意識を持って周りに広めることが大切です。周りの人が問題意識を持っていたら自分も持つ、という人間心理が働いてみんなが問題意識を持てるといいですね。

貧困に直接的な支援をしたい人は、NPOなどに寄付して活動に携わってみましょう!

貧困のことを少しでも多くわかってくれたら嬉しいです!
それではまたお会いしましょー!バイバーイ!


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