食物アレルギーのある子は、子ども食堂はムリなのか?
私には小4と小2の子どもがいますが、
ふたりとも食物アレルギーがあります。
今となっては、そこまで気にしなくてもよくなってきましたが、長男は未だに卵と小麦がたくさん摂取できないので、外食のときはお店を選びます。
子どもが幼い頃は、
ほんとに外食も中食も難しくて
どこに行くのもお弁当を持参していました。
旅行となると、大好きだった枝豆ばっかり食べさせてた記憶があります。
(そして、便も枝豆ーみたいな。そんな情報は要らんね 笑)
で、今日のタイトル。
「食物アレルギーのある子は、子ども食堂はムリなのか?」
実際のところ、私は子ども食堂には連れていけませんでした。
理由は、最初から「難しい」と思っていたから。
子ども食堂はボランティアベースで成り立っているところが多く、食物アレルギーの対応をお願いできるとも思っていなかったし、それをお願いすることは大きな負担であるとも思っていました。
だから何も言わず、「行かない選択」をしました。
ところが、そこに疑問を感じ、
行動を起こした女性がおりました!
8大アレルゲン不使用の
子ども食堂「Aru Nai Cafe」をOPENさせた
おおはしともこさん。
(ここからは、こんちゃんと呼ばせていただきますね。)
彼女の娘さんは、アナフィラキシーショックを起こしたこともある重度のアレルギーっ子。
それがきっかけで、こんちゃんは「アレルギーっ子親子も笑顔で暮らせる社会に」をモットーに活動を始め、親子サロンや食と健康の講座など、さまざまな活動をされてきました。
今回の子ども食堂OPENも、「子ども食堂に行きたい」と言い出した娘さんの思い叶えてあげられなかった過去の経験から始まった事業でした。
子どももおとなも
アレルギーがあっても、なくても
みんな一緒に安心して過ごせる場所づくり。
それはすなわち、こんちゃんの娘さんに対する愛情でもあるわけですが、私がこんちゃんを見ていて、いつも感じるのはアレルギーを持つ親子への優しい眼差しと、社会への啓蒙。
全ての子ども食堂が同じ対応をすることはできないとは思いますが、
たとえば…
・アレルギーがある子は「子ども食堂」に行きづらいということ、
・原材料表示があるだけで、食物アレルギーに関わるおとなも子どもも安心できる
そんなことも含めて、Aru Nai Cafeを通じて社会に発信していけるのだろうし、こんちゃんの活動意義があるのだろうと思います。
今のところは月1ベース、予約が必要ですが、枚方付近にお住まいの方、同じような志をお持ちの方は、ぜひに足を運んでみてください。
美味しいスパイスカレーが食べられますよ!
余談になってしまいますが、
こんちゃんと話していると
マイノリティが声を上げることの大切さを痛感します。
(日本人特有なのか?)私は子どものアレルギーに対しても、誰かに負担をかけることに躊躇してしまい、最低限のことだけお願いして、なるべく自分で解決する方法を取ってきました。
でも、こんちゃんが「もし被災したときにどうする?」という話をしてくれたときに、やっぱり声をあげておかないと、子どものことを守れない時もあるなと思ったのです。
これは食物アレルギーに限らずーです。
整った場所では対応できても、災害時に急な対応をするのは本当に難しく、平常時にどれだけマイノリティの声を届けておくかーとても大切なことだと思いました。
✨月ノヒカリ(おおはしともこさんが運営する母体) インスタグラム
✨おおはしともこさん インスタグラム
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