うつ病の話2 症状

うつ病闘病記つづきです。
前回よりも暗いので、苦手な方はお控えください。

前回私は自分でもわからないままうつ病と診断され、
自分でも納得のいかないまま休職することになりました。

本当はもっと仕事でやりたいことがあった
同期と差がつくのがいやだった
優等生でいたかった

実はこういう思いが、
うつ病を発病する大きな要因になっていたんですね。

優しい産業医さんが、あの時心を鬼にして無理にでも休ませてくれたことに、今ではとても感謝しています。

当時私は休んだところで、やることもないし、1~2ヶ月ですぐに復帰できると思っていました。
ところが休んだとたん、症状が一気に姿を見せ始めました。

まず、起き上がることができず、ずっと寝ている
これは休職する際に保健師さんからも言われていたことですが
本当に起き上がることができず、ずっと寝ていました
それほど、エネルギーが枯渇していたのに、枯渇するあまりに気づくこともできなかったのです。

それから、今まではほとんどなかった、心理面にも症状がでてきました。
これこそがうつ病!って感じですよね
無気力になったり、ネガティブになったり、希死念慮も生まれてしまいました。
何が起こったわけでもないのに、悲しいのです。
悲しくて悲しくて、でも、感情が溢れてとまらないので
逃げ場がないのです。
逃げるただ一つの道が死だと思えてしまい、
でも勇気がなくてただ耐えることしかできませんでした。

一度耐え難くなり、
「自殺 方法」
で検索したことがあります。

私はただ、方法を知って安心したかったのですが、
検索結果の一番上にでてきたのは、
こころの電話相談ダイヤルでした。

私は急に否定された気持ちになり、余計に苦しんだのを覚えています。

精神疾患の精神状態は、ジェットコースターのようです。
どんなに説明しても、路面電車に乗っている人たちには
あの内臓がふわっとする感じや、先の見えない恐怖は
完全に理解してもらうことは不可能だと思っています。
だからこそ、苦しんでいる方たちには、私の記事を読んで共感してもらえたらと思っています。

それから、人がこわくなってしまい、人のたくさんいる場所にはいけなくなりました。
調子がいいと思ってデパートに買い物に出かけ、突然エレベーターで号泣し始めたこともあります。

自分がこれと決めたことが変わってしまうととても不安になり、感情があふれてしまうこともありました。

家族でおでんを食べているときに、自分の餅きんちゃくのかんぴょうが取れてしまっていました。
それがとても悲しくて、大泣きしてしまい、結局妹と交換してもらいました。

自分が置いた時計の場所を家族が動かすと、自分を否定された気持ちになって怒ったこともあります。

こうして見ると、俄には信じがたいかもしれませんが、
このときは本当に心から悲しくて怒れてしまうのです。

さらに、私の場合は、これが異常だと思えませんでした。
いつも通りの私なのに、どうして家族とこんなに衝突したり、悲しませたりしてしまうのか、わからないのです。

精神疾患は、数値では表せません。
血圧が高いからこの病気です
腫瘍があるからこの病気です
そうやって、本人も周りも納得するのが難しいのかもしれません。

症状は他にも細々したものがあって
免疫が落ちるので口内炎ができやすかったり
突然身体中じんましんがでたりしました。
顎関節症にもなりましたが、これもなんとうつ病が関係するそうです。

これらの症状と闘う日々…
どうやって治していくのか、また書いていきますね

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