マガジンのカバー画像

Photalk

46
写真に対するスタンス表明
運営しているクリエイター

2018年10月の記事一覧

写真は古い方が愛おしい

自分と地続きだけれども、既に遠すぎて直接触れることはできないもの達。そういった写真を眺めるのが好きだ。 父が若い頃に行った場所、自分が生まれる前の祖父の姿、記憶にない程に幼い頃の様子、若い頃に友人と旅した場所、ゼミ室の風景… 他人が見たら、なんてことない写真だろう。 でもそれはたしかに自分に続いている道で、良し悪しではなく胸を揺さぶってくる。自分に近しい気配がそこにはあって、だけれどももう決して手は届かない。既にハッキリとした手触りはなくしてしまったけれど、ぼんやりとした