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せつぴっぴの『オブラ・ディン号の帰還』推理奮闘記


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推理ゲーム『オブラ・ディン号の帰還』が面白かった。今月いちばん頭を使ったかもしれん。

俺はビンゴで当たったSwitchで遊んだが、Steam版もある。

以下、前半はネタバレなし、後半はネタバレ。

まずはネタバレなしでゲーム紹介

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「4年前に60人の乗員ごと消えた商船が、突如帰還した。船内には数人の死体のみがある。この船でいったい何があったのか?」

ごく短い導入を経て、主人公は船に乗り込むことになる。

この主人公というのは「保険調査員」であり、船や乗客とは縁もゆかりもない。一言もしゃべらずに状況検分をし、なぜか使えるサイコメトリー的なアイテムを利用し、消えた60人の安否や死因を解明していく。

『60人分の身元照合』

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乗員たちのスケッチ画と乗員名簿は持っているのだが、どれが誰であるのかはまったくわからん状態からのスタートなので、60人の顔と名前も、自分の推理で一致させていかなければならない。

というか、それがメインだな。死因なんかは見てわかるものも多いのだが、名前はそうもいかんので。


『サイコメトリー的なアイテム』

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この懐中時計を死体のそばで使うと、ぼ~んというコワイ音が鳴り、「その人物が死を迎える直前の場面」にトリップする。

たとえば死体Aのそばでぼ~んすると、トリップし、「首から血を噴き出しているAと、ナイフを振りかぶっているB、『何をするんだボブ!』と叫んでいるC」のいる情景が描かれる。

これによって、「Aの死因が刺殺であること」「Bの名前がボブであること」「Cは比較的穏やかな性格であること」が判明する。

これは適当な例であり、ボブは存在しない。

あとこんなにイージーな場面はほとんどない。もっと断片的で、言葉少なく、シビアな観察力が要求される作りになっている。名前を呼ばれるやつなど何人もいない。

「服装や業務内容からして、そう地位は高くない……。基本的に甲板にいる……。この顔は中国系だろう……。じゃあ『中国人甲板員』の中からリーかフォウかヤンの3択だな」というように、少しずつ少しずつ絞り込んでいく。(これも架空の例だ)

『手記』を埋めるのだ

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判明した情報や、推測できることを『手記』にメモしていく。手記のすべてのページを埋めることが目標だ。

難易度はかなり高い。文字に起こされる情報は極少で、「あっ、これで全部なのか!?」とビックリする。自分で積極的に推理していなければ、ほぼな~んも解けん。

だからこそ、自分の推理でストーリーが見えてきたときはうれしい。


面白いのだが注意しておきたい点

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「死因」は、手記を開き、リストの中から選んでいくことになる。

スタート即このシステムによって気付くことなのだが、死因の候補に「怪物に殺される」というのがある。

怪物が出てくるのだ。

ストロングな推理ゲームと聞いて張り切って買いました、と腕まくりしていた層は、ここで「聞いてないよ!」とちょっとガッカリするかもしれない。俺はした。

でも面白かったぞ。怪物は怪物として、結局「人がどのように動いたか」を解明することに変わりはない。

しかし、死因システムはちょっと不親切かもしれない。洋ゲーの翻訳だから仕方ないとは思うのだが、「これ焼死? それとも爆死? ある意味で圧死か? もしくは射殺?」「爪? トゲ? 槍?」と迷うことがある。

聞いたところによると、ケースによっては「焼死と爆死のどちらでも正解」という判定が行われたりするそうだが、正解判定が即時ではないので少しストレスに感じた。

でもまあ、なんとかなる。

とにかく、推理が当たった時の爽快感がすごい

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言葉では示されないからこそ、「自分が各種情報から正解を読み取れたとき」の「見たか! 俺の推理力を!!!」という喜びがでかい。

こういうのもっとやりたいなあ。


小話

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俺は手元にメモを取り取り進めた。「でかいハゲ」「ゴリラっぽいやつ」「親方と呼ばれていそうなやつ」「偉そうなやつ」が多すぎるので、頭の中でアダ名をつけていても、誰が誰だかこんがらがる。

「このゲームめちゃくちゃ酔う」という者もいるだろう。酔い止めを用意しておくといいぞ。

全体的に映画『ゴーストシップ』を思い出す。雰囲気としてはあんな感じだ。



ここから先は俺のプレイ記録で、完全にネタバレだ。





15時間でクリア

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「次の進展発生ポイントは手記に示される」ということに気付かず、砲列甲板をウロウロウロウロして2時間くらい取られたと思う。大砲による圧死体を10回くらい確認した。

左舷側通路のやつに気付かなかったのだ。たぶん同じ詰まり方をした者は多いと思っている。点描もやのヒントは出ていたのだが。

それ以降は手記のポインターに気付いたので、サクサクと辿れた。

ちなみに、ブックマーク機能は最後まで使いこなせなかった。


最後に詰まった3人

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イトベン、ギャリガン、サーティの死因が最後までわからなかったので、この三人分だけカンニングした。やっぱり皆もそうなのだな。言われないとわからないが、言われたらなるほどと思う死因だ。

船医を勘違いしていた

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当初、ウィリアムを船医だと思っていたのは俺だけか? あるあるか?

脱出その6のせいだな。この作品唯一のミスリードだったのか、俺が勝手に勘違いしたのか……。診療所ではないのもヒントだったのだろうな。

いや~~、船医にしては服装とか挙動とかが変だなあとは思ったのだが……。すぐ第一線に駆けつけるのは、怪我人の出るところに行くもんなのかと……。

お前がブレナンだったのか

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ちょっと勘がよければ、ほぼ最序盤で「誰がブレナンなのか」はわかるようになっている。なっているのだが、あいつブレナンって顔じゃなくないか?

モーリー
とかそういう顔だろう。

あと、ウィリアムが相棒っぽく呼びつけるから、ブレナンは助手的な役職のやつなのだろうと思っていた。

単なる仲良しかな。


その他、船員たちについて

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マーティンは悪いやつだと思っていた。悪人相なので。

チャールズについては絶対正解しているのにおかしいなあと思ったら、チャールズは2人いたのだな。ジョンも2人いた。

船医助手、ぜんぜん船医助手に見えない。こいつが船匠だと思っていた。親方顔じゃん。

ペルシャ人は完全にペルシャ人でボーナスステージだったな。消去法でいくしかない檣楼員推理の軸になったひとりだ。

檣楼員と甲板員は、ハンモックなどをよく見るとヒントがあるのだが、終盤はほぼ総当たりで当てた。

中国系の船員もほとんど総当たりした。

ピーター、ジョージ、トーマス、リムあたりの死因には苦労させられた。ピーターとリムは「……捕食?」とまで考え、結局これも総当たり。

総当たりしすぎだ。

記憶が薄れた頃にまたやろう

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もしくは、推理ものが好きそうなやつに勧めて、難航している姿を見てニヤニヤしよう。


→他の血縁者が推しているもの

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