「苺花一愛」は、愛する人を想って作ったビールです。
こんばんは、株式会社美溢る代表の渡部有未菜です。
今年の2月下旬に「苺花一愛」というビールを作り始め約4ヶ月。ついに完成させることができました。
まずは静岡県の苺農家さん、醸造家さん、そして協力してくださった皆さま、本当にありがとうございます。私1人では決してやり遂げることができなかったし、きっとこんな素晴らしいものは生まれなかったと思います。
つくづく、私は周りの人に愛され助けられてるなあ、、、と。
さて「苺花一愛」について、「なんで作ろうと思ったの?」という質問をいただくことが多くなったのできっかけのお話をしようと思います。
「苺花一愛」を作った理由。
それは、愛する人に言葉では表す事のできない“愛”を体現的に表したかったからです。
今年の2月、偶然足を運んだ友人のパーティーに彼がいました。初めて出会ったその人はとても儚く、今にも壊れそうなくらい寂しそうに笑う人だと思いました。
何を話すわけもなく、時間だけが過ぎたあの日。二次会にうつる集団の中、私はその人と2人、闇に消えました。
ジントニックを飲みながら自分について、価値観について、今やってることについて答え合わせをするように話した夜。
確かめるように発する言葉、優しく微笑む表情、隠しきれない孤独感。彼のことをもっと知りたいと思うまでに時間はかかりませんでした。
気づけば彼に会いたいという感情で脳内は溢れ、強さも弱さも受け入れたいという漠然とした愛が芽生えたんです。
彼はすごく寂しい人でした。
私よりもずーーーーっと優秀で仕事もできる人間力の高い人なのに、いつも居心地が悪そうで、常に生きる理由を探しているようでした。
目の前にいるのに、心は常にどこか遠くにあって、
触れているはずなのに、意識は別の世界にあるような。
彼をその孤独や、苦しさから救うために、私にできることって何だろう。
考えて考えて考えても答えは見つからなくて。
悩んで悩んで悩んでも何も変わらなかったんです。
だから、決めました。
今の私のできる最大限の方法で「愛」を表現しようって。
私は世の中に、自分だけのビールを作ることができる。
私は、ビールで想いを表現できる。
言葉よりも、もっと説得力のある、目に見えて、鼻で嗅げて、耳で聞いて、口で味わって、手で触れることのできる“愛”のかたち。
愛のかたちはいくつあってもいいと思うんです。
私が「苺花一愛」を作った理由。
それは、愛する人に言葉では表す事のできない“愛”を体現的に表したかったからです。
いただいたお金は全て息子に捧げます