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ガールズバンドクライ5話を観て/なぜ私は井芹仁菜が好きなのか

仁菜ちゃんたまんね~^^
どうも、ゆるめのあじたまです。
ガールズバンドクライ5話、仁菜ちゃんの過去や桃香さんの過去、その二人の因縁にスポットライトが当たった話でしたね。

さて、まず……というより早速ですが、ライブシーンの話をしましょう。
私は過去に「ルサンチマン」というバンドのライブに行ったことがあります。私の推しバンドです。
他にも何度かジャンルに限らずライブに足を運んだことがあるのですが、このアニメのライブシーン、めちゃくちゃ雰囲気がリアルです。こう、仁菜ちゃんが小声で語りをしてからボーカルに入るところ、ああいうのやってるバンド、あるよね!
あとああいうトンチキTシャツでライブやってるバンド、あるよね!
あと桃香さんが身体を小刻みに震わせながらギターを弾いてるの、ああやって演奏してるギタリスト、いるよね!
とにかくライブハウスやライブシーンの雰囲気がリアルで、またライブ行きて~となりました。

よし! 書きたいこと書いた! じゃあそれ以外のことも書いていきましょう。

まず現ダイヤモンドダストのボーカル、仁菜ちゃんと絶交した子らしいですね。

現ダイヤモンドダストは「売れるためにアイドル的な売り方をする」選択をしたバンドです。その選択はきっと間違ってないし、世の中そういうもんというか、きっとバンドだけじゃなく、漫画や小説、いや、クリエイターじゃなくても、サラリーマンだって自分を押し殺して生きています。人間皆、そんなもんです。

でも、少なくとも、「負けたくない、間違ってない」で川崎に単身出てきた仁菜ちゃんとは対極の位置にある存在です。「自分の音楽を曲げたくない」からバンドを辞めた桃香さん、「祖母への反抗心」でバンドを始めたすばるちゃん……新川崎(仮)の3人は「自分を捨てたくない」3人なんですよね。

話が変わりますが、「映画大好きポンポさん」というアニメ映画でこんなセリフがあります。「君は映画の中に、自分を見つけたんじゃないかね。物語を通して、共感や夢、憧れ、現実を見た」というセリフです。

なぜ私は井芹仁菜という劇物を好きになったんでしょうか。なぜ私はこのアニメが好きなんでしょうか。その答えはここにあると思っています。

先程、"人間皆、自分を押し殺して生きている"と書きました。
そこに小指を立てて「これが私だ!」と丸裸になって歌ってくれるのが仁菜ちゃんなんです。だから私はいつも思うのです。「仁菜ちゃんたまんね~^^」と。

多かれ少なかれ、程度の差はあれど、人は作品の中に自分を見ます。(この場合の作品とは、ジャンル問わず創作物全般を指していると思ってください)

人は自分の気持ちや思いを作品に託します。人はそれらを飛ばして運んでくれる作品を求めています。少なくとも私はそうです。

ガールズバンドクライという作品は、私にとって自分の気持ちを無条件で託していいと思う作品です。ぐちゃぐちゃで歪だけど、それをそのまま歌にしてくれる井芹仁菜に、自分を見て、自分を託したいなと思えるのです。


さて、そんな自分語りは置いといて……。

居酒屋で仁菜ちゃんと桃香さんが喧嘩するシーン。「納得してないのに、自分に嘘をつかないでほしい」と仁菜ちゃんが桃香さんに伝えるわけですが……厄介ファンの癇癪と言われればそれまでですが、「一緒に中指立ててください」と結成したバンドメンバーに対しては、これ以上ないエールです。
そして桃香さんがダイヤモンドダストに負い目を感じていることも分かるわけですが……帰り道、桃香さんが小さく呟いた「ごめんね」という言葉は、ダイヤモンドダストにも、仁菜ちゃんにも言っている言葉なのかもしれません。

あとこの居酒屋のシーン、何気に仁菜ちゃんが2人に何を求めているかがわかるシーンでもあります。桃香さんが仁菜ちゃんにドリンクをぶっかけ、仁菜ちゃんが桃香さんにぶっかけ返した後に、すばるちゃんにもドリンクをぶっかけます。仁菜ちゃんが2人に「仲間として分かち合う」ことを求めるシーンです。
ライブで「不登校」「脱退」「嘘つき」のTシャツを渡すのもそれですよね。「気に入らなくても着てもらいます。一緒に裸になってもらいますから」と、仲間として平等に、傷を分かち合おうとするわけです。

4話で「人には触れられたくないものがある」と桃香さんが仁菜ちゃんに言っていましたが、それに対しての仁菜ちゃんのアンサーが「それを分かち合おう」なんです。マジで強キャラですこの子。そら桃香さんが脳を焼かれるわけですよ。

また、3話で歌っていた"声なき魚"の歌詞が「どいつもコイツもアテにならない」「うるさいんだよ、ほっといてくれよ」「ねぇ誰か居ませんか」だったのが、今回の"視界の隅 朽ちる音"で「手を繋ごう夢じゃない」「僕ら何を浮かべようか」「君に会えるだろうか」になったのもいいですよね、成長を感じられるというか。

4話に続いて5話でも、仁菜ちゃんが成長していると思いました。

さて、今回はここまでです。次回は紅ショウガの2人が加入するのかな?
来週が待ちきれませんね。
ゆるめのあじたまでした。


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