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ガールズバンドクライ3話を観て

井芹仁菜たまんね~^^

どうも恐れ入ります。ゆるめのあじたまでございます。
ガールズバンドクライ3話、ズッコケ問答。今回も井芹仁菜ちゃんが可愛くて良かったです。
冒頭1、2分で既に「やっぱこの子、ロックの世界に生きた方が絶対に良いだろ……」と思わせておいて、最後のライブシーンでそれを証明するという構成。あぁ、新しいバンドアニメだなと思いました。
あまり作品を比較するのは好きではないのですが、あえてわかりやすく比較させていただきます。
例えば「ぼっち・ざ・ろっく!」は、陰キャでも輝きたい! が原動力でギターを始めた主人公のストーリーです。
また、「けいおん!」では、バンドの演奏を聴いたことで芽生えた憧れから軽音部に入部するストーリーです。

しかし、ガールズバンドクライの主人公、井芹仁菜はそれと似て非なる主人公なんですよね。ただただ「ロックが向いている、ロックの世界にしか救いがない」んです。確かにダイヤモンドダストへの憧れはありましたが、本人は別にバンドしたいとかなかったはずなんです。誰よりも適正があった。それだけなんです。
だからこそ面白いし、共感してしまう。
井芹仁菜はめんどくさい女です。でも、そのめんどくささは誰もが内に秘めていて、秘めたままのものなんです。
そのめんどくささを誰よりも真っ直ぐに表現できる。誰よりも本気になれる。誰よりも煮えたぎらせることができる。
だから井芹仁菜はロックの道に行く。そういうストーリーなんです。

さて、3話の感想に戻ります。安和すばるとかいうレスバトル好きのドラマー(公式設定)とウマが合わない仁菜ちゃんでしたが、ここであえて2人は意見の殴り合いをすることで急接近します。すばるちゃんも桃香さんも、仁菜ちゃんのめんどくささをある意味で受け入れてくれるんですよね。
その結果お互いの置かれている現状や生きづらさ、鬱憤を共有できました。
ここで安和すばるちゃんが実質的に中卒であることが判明します。メンバー3人中3人が中卒のバンドです。現実のバンドでも中々ないぞ?

因みにちょっとネタバレになるんですが、これから加入することになるであろうキーボード「海老塚 智(えびずかとも)」ちゃんの公式紹介動画で「学校行ってる時間が、勿体なかった」というセリフが出てきます。はい、多分この子も学校行ってないです。というか"両親に捨てられ~"とか書かれてます。このアニメ闇が深すぎるだろ。

残るはベースのルパさんですが、大酒飲みってプロフィールに書かれてます。まともなやつがいません。終わってますこのバンド。最高だな?

さて、なんといってもラストのライブ。1話で仁菜→桃香にしたように、今度は桃香→仁菜へメッセージを送ります。要約すると「お前めちゃくちゃめんどくさいしクッソヤバい女だけどマジで最高だぜ」なんですが、ここで仁菜ちゃんに火が付きます。赤と黒のトゲトゲは社会への鬱憤であり、それ即ちロックに燃える魂
あえて仁菜ちゃんが着なさそうな恥ずかしい服を着させてるところも最悪だし最高ですよね。あえてトゲトゲさせて気分を乗らせている。桃香さんは実質池添謙一なのか?

そして圧巻のライブシーン。この辺りは「CGだからこその迫力」がある気がしますね。観客が仁菜モドキになるところも、「自分へ送る歌でもある」ことの表現だと思います。
あと個人的にぐっと来たのは、引きの絵が多かったり、マイクスタンドがあったりすることで"仁菜ちゃんの華奢さが目立つ"点です。これは制作側が意図しているのかわかりませんが(多分意図してないですが)、あの細い身体で目いっぱい自分を表現している姿に愛おしさすら感じます。3話だけなのにもうすっかり虜です。
同時に、ステージに残る空白に、これから激ヤバ女2人が更に加わるのかと思うと、もうワクワクが止まりません。

舌を出す風船が割れるシーン。自分を馬鹿にする連中への仁菜ちゃんなりのアンサー。それがロックであり、彼女の生き方。そう感じさせます。この1分30秒だけで無限に味がするぞ。たまんねえな。

皆さんもぜひガールズバンドクライを見てください。4話も楽しみです。またバンド解散の危機に陥ってるけど。ヤバ、こいつら。最高。

では、ゆるめのあじたまでした。

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