ガールズバンドクライ6話を観て/仁菜ちゃん、狂犬、闘牛
今週も、仁菜ちゃんたまんね~^^
智ちゃんもたまんね~^^
恐れ入ります、ゆるめのあじたまです。
……私、めんどくさい人好きなのかな。
実は私、ガールズバンドクライのアニメが始まる数週間前にこのアニメの情報を仕入れていました。
その時にまず「キャラデザが手島nariさん」という点で注目しました。
そして次に「え、海老塚 智ちゃん可愛くね?」となりました。
ずっと智ちゃんが見たい! 見たい! と思ってたんで、この6話でようやくメインとして登場したのでもう嬉しくてたまらんです。
さて、本編の方を振り返りましょう。
前回でも今回でも、やっぱり仁菜ちゃんの行動原理は「私は間違ってない、負けてない」なんだなぁとわかる回でしたね。
そして闘牛に例えられる仁菜ちゃん。確かに直球勝負しかできない子ですよね。あと顔にも出やすい。ニコニコかブチ切れしかない。
あと、ライブ慣れしていない仁菜ちゃんとすばるちゃんが「ライブで消耗する」描写がありましたね。今後なんかあるのかな。
それと、同い年ということもあってか、になすばコンビがずっと一緒にいてほほえましい。可愛いね。駅のホームで戦うシーンが好きです。
そして「桃香さんの行動原理」も少しずつ判明してきましたね。
音楽に向き合うときは"プロフェッショナル"として……しかし音楽から離れた瞬間に"音楽をやる意味が分からない"状態になってしまう。その二面性があると、すばるちゃんの口から語られましたね。
実際、ギターを弾いてる時の桃香さん、めちゃくちゃ楽しそうなんですよね。1話のライブ、3話のライブ、5話のライブ、そして今回の音合わせのシーン。全て桃香さんは笑っています。
ギターを弾いたり、作曲をしたりしている桃香さん。ここが彼女のプロフェッショナルの部分です。
では、音楽をやる意味が分からない桃香さんはどうでしょう。
桃香さんはプロとしての道と自分の音楽を天秤にかけ、自分の音楽を優先した人です。一度は手にしたプロの道を捨てた人なので、仁菜ちゃんのモチベーションについていけないんですね。「今更プロを目指すのか?」と。
それと、ダイヤモンドダストは「音楽性よりも、4人で音楽をすることが大切だった」バンドです。
その中で自分の音楽を"持ってしまった"。
言い換えると、桃香さんのプロフェッショナルの部分が、桃香さん自身のプロの道を閉ざしたのです。
自罰的にもなっているのでしょう。そんな自分がプロになっていいのかと。
対して仁菜ちゃんは、ある意味では桃香さんのその業を……というか、メンバー全員の業も無意識的に背負っているような気がします。「私"たち"は間違ってない」と。
「"一緒に"中指立ててください」がずっと、彼女のスタンスです。
「桃香さんの音楽が間違ってないと証明したい」というセリフがそれを物語っています。
仁菜ちゃんと桃香ちゃんのこの微妙なすれ違いが今後の焦点になって来そうですね。
さて、では紅ショウガの2人に話を移します。
この2人はどうも、過去に4人組の音楽グループを組んでいたようです。
※バンドと明言されていないため、音楽グループと書いています
そしてその4人で武道館を目指していた。この武道館の夢は、今も智ちゃんにとって変わってないようです。
しかし、ルパさんはこの武道館の夢を「滑稽です」と一蹴します。
というのも、智ちゃんはどうも変化を恐れていたようです。
その理由はきっと、過去に4人とバラバラになってしまったことでしょう。智ちゃんは今16歳です。あの写真がどのくらい過去の話なのかわかりませんが、16歳以下の女の子にとって"同士との別れ"は非常にショッキングな出来事だったのでしょう。
さらに、智ちゃんは高校にも行っていないようです。その同士とのつながりが、彼女にとってどれほど大きなものだったのか。
だから変化が怖いわけですね。「ルパとも別れることになるかも」とも考えているのかもしれません。
しかし、変化とは挑戦です。挑戦を恐れているのに武道館を掲げる姿を「滑稽です」とルパさんは言う訳です。
それを言われて智ちゃんは奮起します。新川崎(仮)の3人をスカウトします。
仁菜ちゃんはこれに答えようとしますが、すばるちゃんが止めます。
そのスカウトを呑むということは、武道館を目指すということ。プロの道を目指すということです。
果たして、桃香さんがそれを望んでいるのかとすばるちゃんは心配しているのです。
こう考えると、桃香さんも変化を恐れているんですね。
今後、桃香さんがどう変化をしていくのかが楽しみです。
そしてこの回で5人の目標が提示されました。「フェスに出て話題になる」という目標です。
しかし桃香さんは浮かない顔。それもそうです。この目標はすなわちプロを目指すということです。
思い返すと、桃香さんは"現状維持を示唆する発言"をしています。
バンドメンバーを増やすかどうかの話題になった時に「この3人でやっていくのも悪くない」と言っています。
ずっとこの発言が疑問でした。だって、この手のアニメってやっぱり"上"を目指すストーリーじゃないですか。
なのにこんな消極的なセリフが出てくるのか、と思ったんです。
しかし、こう見るとこのセリフは当然なんですよね。桃香さんにとって変化は恐怖なのですから。
自分の音楽が芽生えるという変化で、彼女は脱退することになったのです。
そして奇しくも、今のこの状況も桃香さんへの意趣返しです。
だって、自分以外のバンドメンバーが変化を求めているんですから。
この命題に、桃香さんはどう答えを出すのか。今後に注目です。
さて、今回はここまでです。
ご閲覧ありがとうございました。
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