すっごくなくても、大丈夫

前にすごいは誰でもなれるって書いたけれど
逆もまた、すぐなれるんだよね。

私は昔ねぇ。
「すごいにならなきゃ！」って思って生きてきたことがある。

それは
大前提として【お母さんに褒めてもらいたい】があったから。

子供の頃からダメダメだと言われ
お姉ちゃんなんだからしっかりなさいがデフォルトだった私は
『努力しないと私は愛されないんじゃないか？』
ってのがいつもあった。

だから私は、良い子のフリが今も得意だ。

言い方はあれなんだけどね…笑
だけどそれがあったから生き延びれた色々な経験が
今の私を生かしているところもある。

うん、でもね！
そう思ってた自分は
「すごくないと(私を)見てもらえない」があったんよな。

だから何か出来ないと
私は誰にも見てもらえないって恐れから
いつも自分を作りまくってた。

なもんでその時出来た友達は
今はほぼ縁が切れたか、連絡も取れなくなった。

20代から30代にかけてなんて
まさにその、自分作って頑張りすぎちゃってた時代だったから

心がずっとキュぅぅってしてた。

でもね、
仕事先で腰を痛めてから、何も出来なくなった時間があった時
私は思った。

頑張っても折れたら、そこまで。って。

思い込みもたくさんあったけど
その時は確かね？
私、「あ、おわったな」っていう感覚が強かったと思う。

それでも
みんなが普通に出来ることを
私も普通にしたかったし、当たり前に追いつけない自分を
何度も嘆いて色々出来ることやってみた。

お仕事もだいぶ間隔空いてからの
数年後だったかな？
やったけれど

人柄を重視して選んだところは
なーんでか売り上げ重視のブラック企業で
考えが素敵な人もいるのに受け入れの全く出来ない従業員が揃ってて

真面目に心ん中で
「なぜこの人らは相手への柔軟な考えも持てずに
人をディスることだけには長けているのか…」と絶望したことがある。

でも今思うと
自分もどっかで人を常に疑って生きてきたから
それを引き寄せたんだろうなって、今は思うけどさ(笑)

とにかくそんなこともあってか
私はそっから頑張るってことをやめることにしたけれど
実際それをやめて良かったなと思うのは

私が、私らしくいれば
それを見てくれる人もどっかで勝手に現れる。

ってことだ。

それがわかったのは
「周りみたいな人たちになる！」的なすごい人目標をやめてから

それ自分的すごい人になりたくて足掻いて数年してからなんだけれど。

私は頑固が強すぎるんだなぁと
身に染みて思うのは
40歳になった歳のこと。

難病、全身性エリテマトーデスになるちょっと前かな。
小腸炎で1人孤独に病院にいる時。

『私は一体、何と戦ってるの？』

が多分いっちばん大きいかもしれにゃい。

その時は
3日だか4日くらい何も食べない絶食期間中だったけれど
からっぽになればなるほど
力みすぎてた自分にめちゃくちゃ反省の日々で

体が何も受け付けず
中身が軽くなればなるほど

感覚ほぼゼロになって
私は一旦、きゅーってするのもすごい人でいるのもやめられた。

入院期間中の空気も良かったのもあってか
それまで以上に人をよく見て、人をよく観察する機会が増えた時は

なんでか
今まで以上にゆっくりが幸せだなぁって感じたんだよね。

あぁそうか
欲しかったの、これだったかーってなったときは

走る続けるのはもうやめよう。
何かになろうとするのはもうやめようって思った。

まぁそれでも
退院してすぐは慣れない色々気をつける事項で
それでも失敗はするけれど…笑

まぁ
経験して気づくこともあるから
それでも昔ほど自分を責める数は減ったなぁと今は思う。

だから
別にすごい人にならんでもいいかな。

今は
私が私らしく笑える場を私が作れたらそれでいい。

そりゃ欲しいものもあったり
願う品に届かないことも多々あったりはあるけれど

それでも
一個ずつ私は叶えている。

何かになるよりも
何かを信じられる自分になってから前進したって
別にいいんじゃないかな？

と最近は思っている。

だって私は、
難病あったってサポートいただいて生きている。

昔夢見たすごい人になれなくたって
自分のなりたいすごいを毎日追求し続けている。

思う未来が遠いと感じても
積み重ねていけばそれが現実になる日もあるんでないかな？

とゆるむほうが大事だと思うから。

すごい
じゃなくていいほうが今の私。

それを積み重ねていく中で
自分の良いも、悪いもゆっくりみていって

心ゆるませて

自分の「すごい」を信じられるようになる、は
今の私の目標だ。