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ハザードマップ

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#くらし

私ができること、やりたいこと:その1【ハザードマップをどう使う?vol.5】

これまでハザードマップの有効性や問題点、マイ・タイムラインづくりの取り組みなどを見てきました。 ハザードマップを使いこなすことで少しでも「助かるはずの命が助かる」ために、私ができることは何か?を考えていきます。 noteを使った情報発信これまでもやってきたことですし、既に色々な方々が読んで下さっているので、この場を使って情報発信するのも1つの方法ですよね。 今後は不定期で【御当地ハザードマップ】というシリーズで、ランダムでどこかの地域のハザードマップについて考察した記事を

あらかじめ避難ルートを考えておくことが重要《土砂災害》:愛媛県今治市のハザードマップpart3【御当地ハザードマップvol.3】

part2では愛媛県今治市の洪水ハザードマップを確認してみました。 改正前の条件でも一番少ない雨量(50年に1度の雨)での想定マップでしたので、できるだけ早く1000年に1度の雨に対応したマップをつくっていただきたいところです。 今回は土砂災害について確認していきます。 土砂災害を見てみるマップそのものは「洪水」と同じです。こちらです↓ 出典:今治市 これは今治市の中でも「今治地区中部」のマップです。 土砂災害はオレンジ色とピンク色で図示されています。なんとなくは見えま

火山ハザードマップを見てみよう!:富山県東部高山地域 弥陀ヶ原(立山)火山【御当地ハザードマップvol.2】

みなさんは旅先のハザードマップを事前に確認したことはありますか? 自宅周辺のハザードマップですら、まだまだ普及途中だと考えれば、旅行先のハザードマップを見る人は限られていると思います。 かく言う私も、見たことはありません。 ということで、今回は火山ハザードマップを見てみよう!です。 噴火警戒レベルそもそも火山の場合は気象庁が設置したセンサーの観測データなどに基づき、噴火警戒レベルが設定されています。(※詳細は今後別記事にて) しかし噴火警戒レベルが低くても、噴火する危険

"内水氾濫"ハザードマップを見てみよう!:東京都東久留米市を事例に part1【ハザードマップをどう使う? vol.6】

ハザードマップ全般に関してアレコレと考える「ハザードマップをどう使う?」シリーズ。 今回は東京都東久留米市を例にとり、私自身の「見たい場所のハザードマップ」に行きつくまでの経緯をお話しします。 ハザードマップの基本に関する過去記事はコチラです(vol.0~2)。 ※トップ画像はスーパー地形(カシミール3D)より抜粋した画像をもとに筆者作成。なおカシミール3Dは元データとして国土地理院の「電子国土」を使っているそうです(出典:国土地理院ウェブサイト) ※以下の地形・地図画像

どうやって見る?"内水氾濫"ハザードマップを見てみよう!:東京都東久留米市を事例に part2【ハザードマップをどう使う? vol.6】

前回では「重ねるハザードマップ」では内水氾濫ハザードマップを見れなかったというところまでお話ししました。 では、どうやったら見られるのか?今回はそのお話です。 東久留米市のおさらい東久留米市(赤色)は下図のように東京23区(水色)の西に位置します。 スーパー地形(カシミール3D)より抜粋した画像をもとに筆者作成。 なおカシミール3Dは元データとして国土地理院の「電子国土」を使っているそうです(出典:国土地理院ウェブサイト) ※トップ画像や以下の地形・地図画像すべて引用もと