TECH企業のホットな話題 世界最大のデジタルフェスティバル 2020/01/08

【背景】
世界最大のデジタル技術見本市「CES」の開幕に先立ち、出展企業が6日に記者会見を開いた。
CESとは
新年早々にラスヴェガスで開催される世界最大級の家電見本市「CES」。
最新のトレンドや製品、サーヴィス、風変わりなもの、得体の知れないものなど、2020年の技術を方向づけるものを探り当てるフェスである。

「スマートシティー」
トヨタ自動車と韓国サムスン電子がともに先進技術で都市の効率や利便性を高める「スマートシティー」の構想を発表。あらゆるモノがネットワークでつながるIoTの普及を控え、従来の業界の境目が薄れることを象徴する動きとなる。

「5G」
サムスンで新事業・投資を担当するサムスンネクストのエミリー・ベッカー上級副社長は6日説明した。 
課題の解決に向けてセンサーを活用することによりエネルギー効率を高めるビルの建設に取り組むほか、渋滞対策として次世代通信規格の「5G」を活用した自動車向けの通信システムの実用化を急ぐ。同社はスマホなどの自社製品を核にしてこうした製品群をつなげ、利用者に一貫したサービスを提供する構想だ。 既に一部のサービスを米ラスベガスや韓国ソウルなどで始めており、今後は機能の拡充を進めるとともに、より大規模なプロジェクトに取り組むとみられる。 


「IoTの普及ネットにつながるモノ」
トヨタ自動車も静岡県裾野市の工場跡地を活用して、70万平方メートル規模のスマートシティーを建設する方針を発表した。21年にも着工する。自動運転車や家事支援ロボットの利用を前提とした設計を予定しており、住宅や通信、家電といった分野からパートナー企業を募って具体的な内容を詰めていく方針だ。 家電と自動車。分野が異なる企業がともにスマートシティーに注目する背景には、IoTの普及がある。 「ネットにつながるモノは、25年には560億個に増えて1人当たり7台になる」。


「人工知能」
米半導体大手インテルのボブ・スワン最高経営責任者(CEO)は6日開いた記者会見でこう語った。「5G」が急増したモノをつなぐ役割を果たし、データの分析に人工知能(AI)を活用する。 「消費者は製品ではなく、経験を重視する傾向が強まっている」。サムスンで家電事業を統括する金(キム・ヒョンソク)社長は語る。祖業が家電でも自動車でも、消費者に一貫した便利な体験を提供することが重要になる。その基盤となる都市の仕組みづくりが急がれる。
いち早く事業を進めてひな型を作ることができれば、ほかの地域への展開も可能だ。 だがグーグルをはじめとする米国の大手インターネット企業なども生活全般の基盤となることを目指している。また、中国は官民あわせて30兆円超を投じる巨大都市プロジェクトを河北省雄安地区で進めており、アリババ集団など民間企業の取り組みも強力に後押ししている。 スマートシティーの基盤となるデータの安全性の確保も大きな課題となる。サムスンは6日の基調講演で自社製品のセキュリティーの高さを訴え、CESが開幕する7日以降はグーグルや米アマゾン・ドット・コムなどもプライバシー保護について説明する見通しだ。 また、規制が足かせとなる恐れもある。トヨタ幹部は「事業を進めやすい枠組みが成否のカギを握る」との見方を示した。いち早くスマートシティーの構想を具体化し、成長分野で覇権を握るのはどこか。業界や国の垣根を越えた競争が始まった。

【感じたこと】

これから来る波は大きく分けて4つ
・スマートシティ
・IOT
・5G
・人工知能
が先進国で流行となるだろう。
インターネットが主流になり便利になった今、個人情報の規制が課題だ。
ITはこれから便利を追求するために盛り上がる。
https://r.nikkei.com/article/DGKKZO54149950X00C20A1EA2000

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