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簡単にできるアンガーマネジメント

怒っていちばん損するのは自分だ。それはだれでもわかっている。わかっちゃいるけどやめられない。怒ればカラダにムリなストレスがかかり、結局は健康を害する。それがわかっていても、おさえられないのが怒りというものだ。

どうしても腹がたてざるをえない状況に置かれることもあるだろう。いまのぼくがそうなのだが細かいことは書かない。

しかし道は一つしかない。結局は自分なのである。他人は変えられないのだから自分をどうにかするしか道はない。昨今は「アンガーマネジメント」ということがさかんに言われるけど、そのトレーニングをやっているのだと思って前向きに利用するしかない。

元アメリカ大統領トーマス・ジェファーソンは「腹が立ったときには、口を開くまでに10まで数えよ。非常に腹が立ったときには100まで数えよ」と言ったそうだが、ネットを検索すると「数を数えろ」と書いてあるウェブサイトが多い。また「自分の気持ちを紙などに書き出し、いったんその場を離れて少し時間を置いてからその場に戻ってみるのもよい」などとめんどくさいことを書いてあるサイトもある。

たしかに10秒数えるのは有効だし、刹那のアドレナリンはおさえられる。しかしイライラは残るし、しょっちゅう10を数えているようでは、いつまでたっても青空のようなスッキリした気持ちにはなれないのである。

ぼくがいちばんいいとおもっているアンガーマネジメント法は

バカバカしいドラマを見る

である。長年ためしているので効果はまちがいない。マンガを読むのもYouTubeを見るのもいいけどドラマのほうがスッキリする。

コツは作品選びである。決して人生を考えさせられるようなものや味わい深いものを見てはいけない。バカバカしいドラマでなければならない。いざというときのためにレパートリーをそろえておくことが重要だ。

ちなみにぼくが長く愛用していたのはテレ東のヒットしなかったグルメドラマ『めしばな刑事タチバナ 』(佐藤二郎主演)である。以前はPrimeビデオで見られたので通して4回みている。

ただし、いまは1話330円になったので、腹の立ったときに気楽に見るというわけにもいかない。映画『釣りバカ日誌』シリーズにもずいぶんおせわになった。これもかつてはPrimeビデオでいくらでも見れたがいまは見れない。。。

どちらの作品も15分もみていると腹を立てていた自分がバカみたいな気になる。「まあまあカリカリしなさんな・・」というほっこりした気分になれるのだ。

しかしどちらも見れなくなったので「こまったな~」と思っていたらイイのが見つかった。テレ朝の『トリック』シリーズである。いまなら全作Primeで見れる。

『トリック』はいちおう謎解きミステリーということになっているが大したナゾがあるわけじゃなく、全編ゆるゆるでバカバカしい。見終わった後で人生を考えさせられることなど絶対にない。しかも量がたっぷりある。

・1stシーズン(10話)
・2ndシーズン(11話)
・3rdシーズン(10話)
・劇場版1~3
・新作スペシャル1~3

に加えて、スピンオフの

・警部補 矢部謙三(6話)
・警部補 矢部謙三2(8話)
・警部補 矢部謙三~人工頭脳 VS 人工頭毛~(5話)

これだけあってすべてバカバカしいのである。あなたがどうしても怒りが収まらないと感じるときは、とりあえず『警部補 矢部謙三』をみよう。15分も見ればこころは秋の空のようにスッキリさんである。

主演の生瀬勝久さんつながりで言うと映画『南極料理人』もいい。4回見ているが、ほのぼのと笑わせてくれるのでアンガーマネジメントにおすすめだ。Primeで見れます。コツはマジメに鑑賞するよりチョロッと見ること。



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