世界に100%はない

現在までにぼくが得ているもっとも根本的な考え。おそらく間違っていない考えというのはほんのわずかしかない。そのうちの一つに

「世界に100%はない」

というのがある。

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"世界"のところは、"宇宙"と言ってもいいし、"時空連続体"と言ってもいいし、"存在するものすべて"と置き換えてもいいい。

当然、宇宙の果ても含まれるし、その向こうに複数宇宙があるならそこも含まれる。

この世以外の場所があるなら、当然そこも含まれる。

ようするに『世界ふしぎ発見』のあの"世界"ではなくて、"もう一切がっさいぜんぶ含めて"というニュアンスが出せればどんなコトバでもOKである。

その意味で「世界に100%はありえない」のだ。

このことだけは100%断定します!

...というコトバ遊びをやっているヒマはないので次に行く(99%断言します)。

いや訂正。99.99999999%断言します。

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この気づきにいたるまでには、さまざまな紆余曲折があったのだが、くだらないことを書いているうちにすでに500字以上書いてしまったのでそのあたりは省略させていただく。

昨日も書いたのだけど、大事なことほどオモテに出てこないのが世間というものなのである。

最終的にこの確信にいたった日のことははっきり覚えている。2012年の1月1日、新潟の某神社にお参りに行った帰り道でのことだった。

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「そんなことあたりまえじゃん」と言われそうだが、意外とそうでもない。

かりに全知全能の神があらわれて「コレコレは100%まちがいない」と言ったとすれば「そいつはウソツキだ!」というのが、ぼくの言っている意味である。

かなり過激発言である。イスラム国に行って「アラーは100%正しいとは言えない」と主張したら生きて帰ってこれるかどうか分からない。

しかし、本当に全知全能に"近い"存在がいるならば、99.999999999999999...∞%以上の正しさは、自分を含めて世界のどこにも存在しないということを誰よりもよくわかっているはずだ。

100%な存在がもしあるならば、それは存在を否定していることと同じである。

今日は、「情報の真偽の見分け方」というタイトルで諜報機関のディスインフォメーション戦略について書くつもりだったのだけど、そこまでたどり着けなかった。

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