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ググってからでも遅くない

今日言いたいことはタイトルの通りで、なにをするにしてもとりあえず検索してからでも遅くはないのでは?、ということだ。

ほとんどの人は

なにを当たり前のことを・・

と思うだろうけど、案外できてない場合がある。まずは経験談から。

「まずは図書館」だった頃

2004年か2005年だったと思う。
なんだったか忘れてしまったけど、ある人から

ちょっと調べてくれないか

と頼まれたことがある。ぼくだけでなく、そこにいる全員が頼まれたような気がする。

それでぼくは近所の図書館に行って、資料をああでもないこうでもないと調べまわって、ひとつの答えを見つけて持っていった。

そうしたらもうひとり同じ答えにたどり着いた人がいて、その人は女性のプログラマーだったんだけど、どうやって調べたのかと聞いたら、申し訳なさそうに、

ネットを検索したら出てきた

と答えたのだった。ググったら5分で出てくることを、ぼくは半日費やして探し回っていたわけである。

まずは検索しよう

Googleを知らなかったわけではない。それでもネットをちょこっと検索するまえに図書館に行ってしまった。

それまでの10年以上、家にいるより図書館にいる時間の方が長い生活をしていたので、反射的に体が図書館に向かってしまい、その前に5分ググるということを思いつかなかった。

そのことがあってから、なにはともあれ

まずは検索しよう

ということを肝に銘じるようになった。デジタルネイティブの人なら、その程度のことを「肝に銘じないといけない」ということにあきれるかもしれないけど。

とりあえず「教室」


しかし、いまでもこれが案外できてない人がいる。

さすがにググる前に図書館に行くヤツはいないだろうけど、英語を勉強しようと思ったら、ネット動画で勉強するより、とりあえず英会話学校に通おうと思う人はいるはずだ。

簿記の資格を取ろうと思ったら、ネットで勉強する前に簿記教室に通おうと思う人もいるだろう。

体を鍛えようと思ったら、動画でエクササイズする前に、ジムに申し込む人も結構いると思う。

しかしまずはYouTubeで・・

「教室に通えば何とかなる」という考えは、まだ根強い・・というより、そのほうがラクだと思うのかもしれない。

先生が、一から手取り足取り教えてくれるので、なにも考えなくていいし、それに学校に行けば仲間ができるし、とりあえず学校に行けば何とかなると思っている人が、けっこういる気がする。

でも、たとえば簿記の資格を取りたいと思ったとしよう。あれは向き不向きのある仕事で、合わない人にはとことん合わない。なので、教室に通う前にYouTubeでためしに勉強してみればいい。向いてないと思ったらそこで止めればなんのダメージも残らない。

プログラミングでも同じで、向き不向きがあるけど、YouTubeで教えてくれている人はごまんといる。なので、教室に通う前にちょっとやってみて、向いてないと思ったらそこでやめればノーダメージだ。

別にネット検索が万能だと言うつもりはないし、ずーっとパソコンの前に座っているのがいいと思っているのでもないけど、どんなことでも一歩踏み出す前に、ちょこっと検索してみるくらいのことはやっても損はない。

司法書士になりたい人も、美容師になりたい人も、教室に行く前に、ざーっと検索してみて、それで防げることは結構あると思う。

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