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「魔が差す」というのはだれにでもある

ちょっと気の重い話だけど、最近、わかいひと、とくにわかい女性のじさつが増えているのだそうだ。

先日Twitterで、「わかいころはふとしたはずみでジサツを考えることがあるから注意したほうがいい」というツイートをした。そして「ぼくもおぼえがある」と書いた。

はずかしながら、ぼくの場合はそう「わかいころ」でもなかった。正確には、考えたというより、誘いこまれそうになったのである。

30歳のとき。べつに思いつめたわけではない。ふとしたはずみだった。

その日の朝、「元アイドルが自殺した」というニュースを聞いたのである。そしたら、その考えが頭を離れなくなってしまった。あれはなんだったのか?一種のユーウツ状態だったのか?

いま振り返ると、30歳にもなっていったいどーしたんだろう。ただし、その元アイドルさんは35歳で自殺しているので、たぶん年齢は関係ないのである。

ぼくもいまかるがるしく語っているけど、これから先だってわからないわけである。とにかく、その日の朝、ニュースを聞いた後、急にそのことしか考えられなくなってしまった。

ありがたかったのはそのあとだ。出勤すると、なぜか一日中同僚のだれかれがやたら周りによってくるのである。おひるごはんも誘われる。帰り道もついてくる。ありがたいけど一人になりたいと思いつつ、今思えばあれで助かったのだった。

あとで同僚から聞いた話では、出勤したぼくの顔を見てとっさに「おかしい」と思ったのだそうだ。すぐ顔に出るタチで助かった。

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そのタレントさんのことをいまちょっと調べてみたんだけど、おじいさん、お父さん、そしてお兄さんがジサツし、連続で4人目だったようだ。ちょっとこれは。。。

ふと誘われるというのか、「魔が差す」というのはだれにでもある。そう見えない人ほど、いきなり魔がさす場合があるのでホント注意が必要だ。

当時のぼくはとくに不自由はしていなかった。ラクな職場で、毎日楽しくやっていた。それでもああなってしまう。同僚がサインを読み取ってくれたから助かったけど、ぼくもあなたも、周りの人が「あれ、おかしいな」と思ったらみのがさないことです。〇〇さんありがとう。

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