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マスクについての世間の欺瞞をあばく!

日本でも数か月前にマスク着用義務がなくなり、世の中はすっかりcovidのことを忘れたようになっている。しかし、ほんとにこのまま過去の思い出に変わっていくのか、それとも再度まん延するのか、それはだれにもわからない。

はじめてマスクを買いに行った

それはともかく、世間がマスクのことを忘れ始めている昨今になって、ぼくは、はじめてマスクを買いに行った。

それまでのおよそ2年半のあいだどうしていたかというと、妻が買いだめして玄関に置いているマスクを借用して使っていた。

そもそも在宅で仕事をしているので、一日のほとんどの時間、マスクは必要なく、それで問題なかったのだった。

マスクをつけるのはだいたい一日に一回、買い物に出かける時にかぎられ、しかも、デルタが猛威を振るっていた頃ですら、戸外を歩いている間はマスクを外していたので、着用するのは店に入るときだけだった。だから、マスクはほとんど要らなかったのである

1枚で1か月使っていた

なので、マスク1枚でだいたい

一か月

はもたせていた。こう書くと

きったねえ!

と眉をひそめる人もいるかもしれないが、そういう人をよろこばせるためにさらに正直に書いておくと、ばあいによっては1枚で2か月以上もたせていた時期もあったような気がする。

いくらなんでも限界はある

とはいえ、1枚を2か月も使っているといくらなんでも使用限界がやってくる。ぼくにとっての「マスクの使用限界」とは、

こころなしかマスクが黄ばんでくる

ということである。

自分のマスクが黄色くなっていることにはじめて気づいたのは、今回の騒ぎが始まってからだいぶのちのことで、どこかの店の中で、ふと鏡に映った自分の姿を見て、

なんだかマスクが黄色いな・・

と思ったのだった。

それまで気づかなかったのには理由があって、ウチの洗面所の照明はオレンジ色なのでマスクが黄色く見えるのは当たり前であり、変色していることにながいこと気づかなかった。

しかし、スーパーの中のあおじろい照明の中では

他の客にくらべて自分のマスクだけ黄色い・・

ということにあからさまに気づかされたわけである。そこで妻に

気のせいかな。マスクが黄色いような気がするんだけど・・

と聞いてみたところ

毎日替えろ!

と言われてしまった。そこで、以後10日に1回は交換するようになったのが、オミクロンの頃のことだ。

こんな感じなので・・

マスクを買いに行こうという発想がなかったのだが、今回、実家に帰るにあたって、いちおうまとめて持って帰ろうかな・・という気分になりダイソーに買いに行ったところ、白いマスクと黒いマスクが売られていたのだった。

それまでぼくはマスクの色にこだわったことはない。

デルタがまん延していたころ、都心に出かける時だけは通販で買ったN95マスクを着用していた。つまり、安全性にはこだわっていたのだが、命さえ助かれば色なんかどうでもいいと思っていた。

世間の人々が、ちょっとかっこいい「おしゃれマスク」を着用しているのをみて、、

しゃらくせえ

という風に思っていたのである。だからダイソーで黒いマスクを見かけた時にも、

白でも黒でもおんなじだろ

みたいに思って白いのを買おうとしたのだが、せっかくだから両方買ってみようと軽い気持ちではじめて黒マスクを買ったのが、2023年6月である。しかし・・

以来、黒マスクしか着けていない

のである。なぜか?

サッシのいい人はすでにおわかりだろう。そうなのだ。

黒いマスクは黄色くならない

のである。

カレーうどんを食べる時に、黒いTシャツを着ていれば豪快にすすれることと同じ原理である。

そうか!おしゃれマスクをしている連中は一見おしゃれを装いつつ、じつは

黄色くなっても使える

ので色付きのマスクをしていたんだな!という世間のからくりにきづいたとき、すでに着用義務が解禁されて3か月が経過していた。

気づくのが遅すぎた・・。もっと早く気づいていれば、でかけるたびに

このマスク黄色いかな?

など心配しなくて済んだのに・・・。

マスクに限らずだが、ぼくは馬鹿正直すぎて、世間のからくりに気づくのが遅れることがわり多く、おしゃれマスクのからくりにきづくのもずいぶん遅れてしまった。

あいかわらず正直すぎて損をしているなあ・・などと思いつつ、いまは黒マスクを手放せない。

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