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さいきん紙の本に回帰しつつある。

ながいこと電子書籍推進派だったんだけど、さいきん紙の本に回帰しつつある。キンドルは場所を取らないし、値段も安い。ポケットに何百冊も入れて持ちはこべる。海外の本でもあっというまに手元に届く。いいとこだらけだ。

にもかかわらず、紙版とキンドルが出ている場合、さいきんは紙の本を買う。理由は、「紙の方が風情がある」とか「手触りがイイとか」、そういうシュミ的なことではない。ラクだからだ。

キンドルをスマホやタブレットで読む場合、
「電源を入れる -> アプリを立ち上げる -> 本を開く」
の3ステップが必要になる。めんどくさい。

しかし、紙の本なら
「開く」
これだけだ。だから、目の前に紙の本とタブレットがころがっていると、ついつい紙の本に手が伸びる。


テレビの人気が根強いのもこれと似ているとおもう。
座る -> リモコンを押す
これだけなので、ついついやってしまう。


見ていないDVDがいっぱいあるにもかかわらず、配信サービスで映画を見てしまうのもおなじだ。
TVつける ->プレーヤーつける -> トレイを出す -> ディスク挿入
考えるだけでめんどくさくて、アマゾンプライムを見てしまう。


フェラーリ評論家の清水草一氏は、フェラーリにのるのはじつは月一回だと書いていた。乗ると決めたら、前の晩から気持ちを上げていくのだという。ふだんは国産に乗っているそうだ。

まあ、でも、シュミというのはめんどくさいのが楽しいのだろう。

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