見出し画像

パソコンを触ったことはあります

8月11日に「ハンター・バイデンがまたノートPCをぬすまれた」として話題になった。

ハンター・バイデンはバイデン米大統領のドラ息子である。コカイン中毒でもあり、ウクライナや中国とあやしげな関係を持ったりしてなんどもオヤジを窮地におとしいれている。

ハンターがノートPCを盗まれるのはこれで3台目だそうで、トランプ・ジュニアが「ハンターのノートは世界中の諜報機関が持っているのではないか」とTwitterでまぜかえしていた。トランプ一族ってあまり知的なイメージがないんだけど、ハンターが絡むととたんに知的に見えてくるから不思議だ。

あいかわらず主要メディアは黙殺しているが、今回は証拠としてハンター自身の肉声が上がっている。「ノートPCを盗まれた。。。中には自分がエッチをしている動画が入っている」みたいなことをどこかの女性にピロートークしている音声が証拠として出回っているのでかなり決定的だ。ちなみに、ハンターは「51歳の幼児」と呼ばれている。

それで思い出したけど、日本ではかつて大阪地検特捜部がフロッピーディスクを改ざんしたという不祥事があった。

ご記憶の方も多いだろう。ぼくも「いったいどこに差し込んで使ったのだろう?」とすごーく気になったものである。

またこんなこともあった。

これはつい3年前だ。ハンターがノートPCを盗まれたころだ。

日本はスパコン世界一を争っている国であり、世界に13台しかないルートサーバーが置かれている国である。ルートサーバーが全部ダウンしたらインターネットはつながらなくなる。アメリカに10台。オランダとスウェーデンに1台ずつ。欧米以外には、日本にしか置かれていない。その国の国会で、サイバーセキュリティのトップが

パソコンを触ったことはあります

と答弁し、さらに

パソコン教室にも何回か行ったんですよ

と明言している。立憲民主党から「触ったことはあるけど使ったことはないのか」と追及されると

パソコンが打てないことで不自由を感じたことは1回もありません!

と力づよく答えた。。。こんなに引っ張るつもりじゃなかったんだけど今、見直したらあまりにおもしろいのだ。しかしそういう問題じゃない。「私は外国人とあったことがないけど不自由を感じたことは1回もありません!」と外務大臣が答えたら困るじゃないですか。人間としてはOKだけど外務大臣としては困る。事態の深刻さをわかっていないのがなによりもこわい。

ハンター・バイデンは「51歳の幼児」だが、ノートPCを3台盗まれたということは、幼児でも最低3台使いこなしていたということだ。しかし、日本のサイバーセキュリティ担当大臣は

パソコン教室にも何回か行った

のである。

残念ながら、こういう細かなところに国の内情は出る。USBが何やらわからない人をサイバーセキュリティのトップに据えたという事実に、この国のシステムがいかに朽ち果てているかが露呈している。

いまさらどうにもならないわけだが、せめて取りつくろうことくらいはできそうなものだ。アメリカ一極支配はおわったといわれる昨今だけど、それでもアメリカのサルマネをしておけばトレンドにはついていける。つぎに政府からなにかが漏洩するときには、フロッピーでもUSBでもなく絶対にノートPCでなければならない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?