ギブとテイクについてーオバマもエラいけど、家畜もエラい

与えることと受け取ることについて。

小2のとき、近所の焼き鳥屋さんの裏でトリを絞めている場面に遭遇した(ような気がする)。"気がする"というのはショックで記憶が定かではないからだけど、ともかく以来その道を通れなくなり中学に上がるまで鶏肉を食べられなかった。

中3のころにも、急に肉が食べられなくなって1年ほど食べなかった。きっかけはよく覚えていないけど、思春期ならではの出来事だろう。

今の僕は肉を食べるのが大好きだ。牛も豚も鳥も羊も好きだ。

ただし以上のようなことがあったので「ギブ」や「テイク」について考える際に人間以外にまで広げて考えてしまう。

エラさの基準を「どれだけ他者に与えているか、または受け取っているか」で測るなら家畜は人間よりエラい。殺されるためだけに生まれてくるのに文句の一つもいわない。

オバマもスーチーもマララももちろんエラいけど、少なくとも世界中から称賛を受け取っている分だけましだろう。

家畜は誰からも感謝もされないで黙って殺されていく。ナウシカみたいなことを言うようだけど、どんなにエラい人間よりもエラいのではないか。ただしオバマもスーチーも僕よりはずっとエラい。いずれにしろ人間はみな恵まれている。

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