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すてきな若者に暗い未来を手渡すのはツラい

今日はすてきな若者に出会った。Yさんは水道工事屋さんで、まだ20代前半だろう。実家の洗面所が水浸しになったので水道工事の人を呼んだら来てくれたのが彼だった。

見てもらったところ、 べつに何かが壊れてるわけではなく、元の施工がずさんだったことがわかった。排水管がぬけて水が床にダダもれになっていたのだ。洗面台の下の床は腐って抜けていた。Yさんは「ひどい施工だ」と言い「これをやった人の顔を見てみたいです」ともいった。

まったくいやになるが、でもYさんに出会えたことはよかった。彼のさわやかなふんいきをなんとか伝えたいんだけど。。そうだな~

まず初対面でYさんは玄関に体育座りしており、目が合うとニコッとわらったのである。その時点で好感を持ってしまった。

また途中で道具を取るためにいったん車に戻ることになったときには、「ダッシュしてきます!」ニコッと笑って車まで走っていった。

そして道具をとってきて、あらためて試してから「やっぱハマるわけないよな~!」と明るく笑ったのである。

それから「どうします?」と聞いてきた。料金表を見せながら「ぼくが請け負ったら3万円かかります。でもホームセンターでフレキ管を買ってくれば自分でできるとおもいますよ」と言った。プロからDIYを薦められたわけだ。そして「見ただけだから無料です」と言ってサッと帰ってしまった。

その後、ぼくはいわれたとおりにホームセンターで部品を買って1200円で済んだ。しかし付け替えるのはDIYでやれても原因を特定するのはぼくにはムリだったろう。経験の豊富なYさんがみたから一発でわかったのである。

見積にはお金がかからないことになっているけど割り切れない思いだ。Yさんにタダは働きさせてしまった。名刺をもらってスマホの番号も聞いたので「次に何かあったときはお願いします」と言って別れた。いずれ何かあったら彼に頼むことにきめた。

で・・いきなり話がとぶんだけど(笑)、日本の将来って決して楽観できないのである。楽観できないというより相当きびしい。理由は言えないが、この2~3年がひとつのヤマだ。それにしても. . . なんとかならないものだろうか。Yさんみたいにさわやかに仕事をしている若者にはなんの罪もない。かれに暗い未来を手渡さないといけないのはツラい。

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