誰でも簡単に96タイプの人の顔が描ける「ゆるっとFACEメソッド」
(旧ブログサイトからの転載です)
最近、ワークショップ界隈でグラレコが流行ってるなぁと思いつつ、人の顔を簡単に描く方法を自分でも考えてみました。
参考にしたのは以下のページのアイデアです。
絵心がないと悩む人でも一瞬で100の表情が描けるようになるラクガキテクニックとちょっとしたコツ【emography(エモグラフィ)】 | タムカイズム
「100の表情を描ける」というアイデアはなかなか斬新ですが、自分はデザインの仕事(打ち合わせのメモや、下書きレベルの話)でもそこまで表情を描き分けることはないです。
そこで、自分がよく仕事でも描いている人の顔を、誰もが描けるようにするにはどうするかという視点で人の顔を描き分ける方法を考えてみました。
そのポイントは、
覚えやすい手法であること
顔のバリエーションとして多すぎず少なすぎない実用的な数であること
です。
1. 顔のカタチは4タイプ
人の顔を描く時、まずは顔の輪郭から描く人が多いと思います。
以下の図は顔のカタチをもっともミニマムに分類したものですが、メガネ屋さんなどで見ることができます。
四角顔、面長顔、丸顔、三角顔などと呼ばれており、誰もが一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
まずはこの4タイプを覚えましょう。
2. 人間の感情は4種類
次は顔の表情についてです。
つまり、人の感情についてですが、日本人なら「喜怒哀楽」で十分かと思います。誰もが知っている四文字熟語ですから、覚えやすいですよね。
この4つを描ければだいたいなんとかなります。ヒントとして、困った表情を描く時は、「悲しみの顔」から「涙」をとるとよいでしょう。
ちなみに、余談ですが、感情をテーマにして描かれた映画「インサイド・ヘッド」には、5つの感情(ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、カナシミ)が登場します。
またプルチックという心理学者が考案した「感情の輪」(人間の感情を色相環のように分類したモデル)では、8つの基本的な感情同士が混ざり合うことで、別の感情が生まれるとしています。
3. 男女を描き分けるのは髪型
次に男女の描き分けですが、それぞれ1パターンを基本にすればまずはOKだと思います。
実際には、顔の輪郭を描く時に、頭部を描く代わりに髪を描くとよいでしょう。
髪を黒く塗りつぶす場合は、輪郭を描いた後でもOKです。
4. メガネで個性を表現
最後はメガネです。ざっくりですが日本人の3人に1人くらいは常時メガネを着けているのではないでしょうか(?)。
メガネのタイプも思い切って2タイプに絞りました。ラウンドタイプとスクエアタイプです。メガネ無しを入れると3タイプですね。
あまり使うことはないと思いますが、レンズ部分を黒く塗りつぶすとサングラスにもなります。
5. まとめ
いかがでしたでしょうか?
お伝えした全てのタイプを組み合わせると、
4×4×2×3=96タイプの顔を描き分けることができます。
また、初心者の方や急いで描く必要がある時は、顔のカタチを1タイプに決め、メガネも無しにすることで、1×4×2×1=8タイプまで減らすことができます。
仕事でちょっとした絵の下書きをする時も、8タイプも描くことができれば十分な時が多いですね。
よろしければぜひお試しください。
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