おっさんずラブintheskyはプロ野球

Abemaでおっさんずラブinthesky(スカイ)8話を見ました。まだその余韻に浸っていて、浸りながらおっさんずラブseason1(S1)のことをつらつらと思い出し、ふと思いついたことを書いてみます。

S1は低視聴率の深夜ドラマながら、放送中にTwitterトレンド世界1位を取ったことなどで話題となり、放送終了後も出演者や制作陣がメディアで取り上げられることが多くありました。
そんな中で印象的なのが、ドラマのファンを貴島プロデューサーが「弱小野球部の応援団」と表現したこと。

ふむ、なるほど。
当時の自分、めっちゃ当てはまると思いました。

ゴールデン枠の立派なグラウンドを使える金持ち高校の強豪野球部ではなく、深夜枠の予算の少ない高校の弱小野球部。
部員数は少ないけど、一人一人の才能は凄くてプレーもチームワークも並外れていて、真の強さはいつも金網にへばりついて練習や試合を見ている私達だけが知っている。
この実力のあるチームを強豪チームに勝たせたい、お金がないならボールでもバットでも買ってあげるから多くの人に認めてもらって甲子園に行かせたい!

ドラマが終わった後は正にこんな気持ちで、続編という甲子園にS1チームを行かせるべく、グッズを買ったり早朝に新宿駅地下道に駆けつけたりロッピーに並んだりと、公式が仕掛けてきたことには全部乗っかって応援しました。

その甲斐あってか、オールキャストでの映画化という、素晴らしい甲子園に出場が決まり、応援団はあらやる鳴り物を鳴らして喜びの舞を踊りまくりました(イメージ)。

そして映画が公開された去年の夏、私達は劇場に足を運ぶという形で惜しみなく応援し、全国の映画館でその実力を余すことなく発揮した弱小野球部は興行収入25億円という立派な成績を残しました。

翻って今、このスカイとスカイのファンを眺めた時、スカイはプロ野球チームのようだな、とふと思ったのです。

航空会社がというスポンサーがつき、ピンクのユニフォームに身を包んだスカイチーム。
プロ野球なので、練習も試合も立派なグラウンドを使っていて、公式が前面に出ることも少なくなり、S1の時と違い応援する私たちとちょっと距離もある。
でも、メンバー一人ひとりはその職人技で、どんな状況でもファンを唸らすプレーを見せてくれる。
S1の野球部はがっつり前のめりで、時として母親目線で応援したりしてたけど、スカイチームは純粋な野球ファンとしても試合を楽しむことができる。

こんな図を想像していたら、8話を見終わった寂しさが少し紛れてきました。
自分はおっさんずラブそのものが大好きなので、野球部もプロ野球チームもどちらも応援したいと思っています。
鳴り物の代わりに、ラブデタオルとリコーダーを用意して、いつでも駆けつけられるように待ってます。

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