カネコアヤノの「眠れない」を聴いて
今日、カネコアヤノの新譜である「タオルケットは穏やかな」がリリースされた。一通り聴いたところ、今回もクオリティの高いアルバムだった。
先行で公開されてた「予感」「気分」「わたしたちへ」も素晴らしい曲だったけど、自分の中で1番光ってたのは「眠れない」だった。
というのも自分は最近眠れない日々が続いていたからだ。明日や未来のことを想像しては、不安がどんどん増福して、意味のないリスクとか言語化されていないレベルの悩みに頭を抱えては、だんだんと今度は寝なきゃというプレッシャーに冒されてしまい、不眠のループに陥ってしまう。
そんな日にはギリギリ聞こえるくらいの音量でアニメとかラジオを流して気を逸らして、それに意識を逸らすことで眠ることへの意識から離れてなんとか寝れるくらいだ。でも、そんな感じなのでもちろん睡眠の質は良くなく、目覚めは良くないので、朝にはN度寝を無限に実行してしまい、クラクラの頭で出社する日々だった。
そんな日々を過ごしていた中、カネコアヤノの「眠れない」を聴いたのだった。CMでも流れてた
眠れない 無理に寝ない
こうして誰かを思ったりして、
明日の愛を想像する
というフレーズにハッとさせられた。思い返せば、今日だって、先輩に仕事を手伝ってもらったり、協業先の人が極寒の日にも関わらず会社に顔を出してくれたり、些細な仕事に感謝されたり、愛を受け取ることができた日だったんだ。自分だって小さいけど、他の人の仕事を手伝ったり、知らない人が重いもの持ってたからドアを開けてあげたり、些細な愛を与えることができた。
そういう愛があるはずなのに、自分は想像がなかなかできない。もちろん過度に期待するわけでもないけど、願ってもない愛を毎日少しずつ受け取りてるはずなんだって思う。
明日も素敵な些細な愛を交換できる日になることを想像して眠ってみよう。
アルバムのレビューはブログで今週末に書こう。
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