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世の中には均等は存在するが平等は存在しない

教員の仕事って、今さらだが本当にわけのわからないものがある。たくさんある。それが、ギリギリ子どもに関わることかもなあって仕事ならまだしも、明らかにこれ何のためにやらされてんのって仕事がある。

そう。やらされている。こんな仕事自分からは絶対にしないなって仕事を。こないだもこんな仕事をやらされた

カリキュラムマネジメントが大切だぞ。
だから未来の子どもたちにはこの5つの資質能力が必要だ。
教科横断的な視点に立って5つの資質・能力を育成できるかを考えるために、全ての教科等の全ての単元や題材を5つに色分けせよ!

塗り絵か!?
もう全く意味がわからない。ふと顔を上げたら、多くの人の頭の上にはてなマークが見えた。中には、ぐったりしている人もいた。またか、と。
こんなに時間がないときに塗り絵をせよと!?

きっとこれをやらせたい人は机上の空論が大好きなのだろう。毎日毎日部屋から出ることもなく、指導と評価の一体化とか初等教育何チャラとかを読みあさっている。教室に授業見に来るなんてことは一切ない。だから誰が何に困ってるかなんて1ミリも知らない。
読み終わった本に付箋を貼って線を引いて、職員回覧。ここが大事だぞって。
いや、線引いたところ読んでみたけど、全然授業と関係ないから。
理論理論理論。理論が大好き。それは、ちゃんと伝わっている。でも、現場は、理論よりも欲しているものがある。

本を読むだけで授業が上達したら、こんなに苦労はしてない。こちとら生身の人間を相手にしてるのだ。いろんな子がいるのよ。教室には。
本に書いてあることを読み上げるだけで授業が成立して、ほんでもって生徒指導が要らなくなるなら、なりたい職業第一位にとっくになってるよ。いや、もとより教員楽すぎるっしょって話になってるから。

自分のしたいことを人の時間取り上げてやらせちゃいかん。やりたきゃ自分でやってくれ。
自慰行為は自分でやってください。
いかん、言い過ぎたか……

世の中に均等は存在するが、平等は存在しない。だからこそ、時間は大切に使わなければならぬ。子どものためにも自分のためにも。

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