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淡い夢 でも夢で終わらせたくない

前回、10年先を見通して児童にどんな力を付けたいかって話を書いた。

今回のお話は、そこにも書いたことなのだが、本当に児童の10年先の世の中のことを想像できているのか?て話に関係するお話かもしれません。

今学校で教えているのは「教科」ですね。国語社会算数数学理科英語音楽体育図工美術技術家庭体育ってやつです。道徳も教科になってしまいましたね。なんか、しまいましたねって言い方もあれですけど。
まあ、道徳についてはまた別の機会にお話しさせてもらうとして、他には総合なんていう時間もありますね。あとは学級活動。いわゆる学活。

で、学習指導要領が改訂されてしまったので、これからはその教科の中で「主体的で対話的な学習」てなものをさせるらしいんですよね。させるらしいって言っている時点で、もはや主体的ではない気がしますが。
まあ、主体的に学習に取り組む態度を育てなさいと。そんで評価しなさいと言われているわけです。

この教科が10年後どう役に立つのかな。

例えばスマホ。これからの社会にはマストなアイテムですよね。
こういうタブレットもですけど、使いこなせばこなすほど人生の豊かさが変わってくると言っても言いすぎじゃないですよね。はっきり言ってこれ一台で何でもできます。
近い将来、これで車の運転もできるんじゃないかって話です。もう試験段階に入っているらしいですしね。

さて、この使い方に関してです。学校で教えるんですかね。いや、教えるべきですよね。
SNSの使い方もとっても大事です。
モノを買ったり売ったりもできます。
便利な分だけ注意しなきゃいけないことも、もうほんとにたくさんありますよね。
匿名による言葉の暴力が絶対にいけないことも、子どもたちが幼い頃から教えるべきですよね。
果たして、こういうものってどの教科で教えるのでしょうか。

他にも、これからの世の中、パソコンも使えた方が良いでしょう。パソコンというより、アプリですね。便利なアプリがたくさんあります。そして、便利であればあるほど気をつけなきゃいけないこともたくさんあるのです。
もしかしたらアプリの開発に興味が出てくるかもしれない。何せこれからはSTEAM教育の時代なんですからね。

ここで、ふと考えてみますと。
いやいや、スマホなんて教えなくても使えるようになっているじゃないですか!
子どもたちは、すでにスマホを使いこなしているんです。中学生で起業して高校で母校を買った、なんて話もありますからねえ。
でも、学校では教科ばかりを教えているんです。

あれ?じゃあ、学校って何のために来るのって話になりませんか?
たしかに、読んだり書いたりする基本的な能力は覚えなきゃって思います。計算もできた方が良いでしょう。
でも、それだけじゃあもう学校の意味がなくなってきてるってことじゃないですか。だって、教えてないモノを独学で操って、起業までしてるんですよ。

じゃあ、学校では何してるの?

学校じゃないとできないわけではないですが、学校だからこそできること。
やっぱり、これからこそ、人と人をつながなきゃって、そう思います。

だから、教科を精選して減らしましょう。要らないモノはいらないんです。
で、人とのつながれる時間を生み出しましょう。そこで、例えば、フリーランスで活躍できる世の中ってどんなのか話し合うとか。クリエイターとかデザイナーとかとコラボしてどんなものを創り出したいか考えるとか。
それが、物なのかサービスなのか、それとも私なんかでは思いつかないようなモノなのか。
そういうアイディアって、雑談の中からひらめくことってあるじゃないですか。そういう時間を学校でつくりませんか?
それに、そういうのって何だか楽しそうじゃないですか!

自分に必要なモノが見えてこれば、自分に必要な勉強をしだすと思いますよ。子どもは。
無限にある子どもの方向性を、一緒に楽しんで見つけてあげられたら、教師って素敵な職業になると思いませんか。きっとなりたい職業ナンバーワンに返り咲きますよ!

という淡い夢を抱いてでもいないと、やってられないっす。

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