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水星のバグをアセンダントから考える

水星は人生の基本OSです。純粋知性としての水星を、いかに性能よく保っておくかはとても重要になります。客観的でバランスのとれた実利を重んじるドライな判断、自分の目的地にたどり着くために、何を重要視して何を選択するかを決める機能、また不要なものを捨てるという機能、他者に向けて自分を表現し、情報や世界を正しく認識して受け入れる機能ーーそれが人生の羅針盤を担う水星の主な役割です。


水星の使い方を間違えると、人生のナビに「間違った目的地を設定したまま走り続けること」になりますので、注意が必要ですね。特に、水星が太陽から近い位置あったり、水星が知性としての単体で働きにくい配置である場合、主観が行き過ぎて、認識や理解が表面的で一面的になりやすい傾向があります。


というのも、私自身が太陽と水星が10度離れた位置にあり、太陽と水星のサインが同じなのです。太陽から5度以内という「水星コンバスト」には当てはまりませんが、太陽×水星がかなり近い位置で、かつ同じサインにあり、水星コンバスト気味であるという哀しい自覚を持っています。(この気持ち、同じ人には、きっとわかるはず~)


水星は、太陽から28度以上、離れません。しかし、クライアント様のホロスコープを読ませていただくと、大多数の方が15度以上離れています。これはたまたまなのか・・・と疑問が湧き、有名人のホロスコープを見てみましたが、やはり同じでした。8度以内の場合は、サインが異なるケースが多いようです。


太陽から8度、理想的には15度以上離れ、かつ太陽と異なるサインの水星が、基本OSとしての性能が高いと、一般的には言われます。では、私のように、基本OSの性能が高くない人は、どうすればよいのでしょうwwこれは、結構、重要な問題です!


水星コンバストや水星のハードアスペクト、または3室や9室の状態が、あまりよくない場合、必ずしも「頭が悪い」ということではありません!!!実際に、学校の勉強はよくできたりします。


じゃあ、どういうことなの?ってなるわけなのですが、つまり、水星というOSにバグが起きやすいということです。知覚や認識に、独自のフィルターがかかります。私の場合は、推すところと引くところがわかりません。対人関係において、間違ったポイントで気を遣い過ぎたり、逆に、相手に失礼なことを言ってしまったりと、バランス感覚が欠如しています。


また、人の話の一部だけを拡大解釈したり、記憶が都合よく変わっていたりします。(ヤバくないですか~?)物事や情報の全体をそのまま捉えて認識することができず、出来事の理解や人との会話がズレていくような感じです。我ながら怖い・・・


また、感情と理性を切り離すことが少々苦手です。ショックを受けた時、ムカッとした時に、感情と知性がごちゃまぜになります。被害者意識が働くとも言うのかな~(水星と金星、混ぜるな、危険!!!)


この世のすべては両極を内包していますので、一方向的な認識やコミュニケーション、知性は、一種の「バグ」になります。人から見たら、それがその人独特のクセに見えますが、本人は気が付きにくいという厄介さがあります。やはり、水星と金星は、決して混ぜてはいけないわけです。



私の場合、射手座の集中性と没頭性があるために、興味がある分野にはよく働くという性質であることは確かですが、知能が高いとは到底言えません。また、客観性も失いがちという自覚を持っています。水星のバグはすべてをチグハグにしますので、気を付けたいところです。


とは言え、生まれつきの水星をどうにかすることはできませんので、私自身が陥りやすい水星のバグを観察したところ、アセンダント天秤座から強い影響を受けていることがわかりました。



と言うのも、アセンダントは生まれつきの特性であり、他者との向き合い方、コミュニケーションのクセ、自己認識や理解の形とも関わります。アセンダント天秤座を持つ方の場合、バランス感覚の欠落・外界との不調和からスタートします。これ、意外ですよね・・・


アセンダントは幸運の在り処と言えますし、その良い面だけがクローズアップされています。でも、勿論、マイナス面もあります。アセンダント天秤座を例にとると、独特のチグハグ感が否めません。(これは水星のバグと同質のものです)


1室はそもそも、牡羊座(火のエレメント)の部屋であり、火星の影響下にあります。それはフレッシュな生まれたての自己がこの世に誕生して、精一杯、自己を表現するという能動的な部屋なのです。



それなのに、真逆の天秤がきています。潜在下で、世界や他者を得体の知れないものと恐れ、自己を上手く表現できない傾向があります。出るところと引くところを間違っているというか、自己と世界の間における、独特のバランス感覚の欠落を抱えています。



さらに、1室以降のすべての部屋が、本来の意味とは大きく異なる性質を抱えていきますので、人生ナビゲーションとしての水星がカチッと合うまでに、経験値と修正が必要となります。(7室のディセンダントが、これまた逆の性質の牡羊座になるのです。オーマイガッ!!!)アセンダントと水星がハードアスペクトを取る場合も、同様の影響が考えられます。



というわけで、皆さま、アセンダントのマイナス面を「陥りやすい水星のバグ」として捉えると、使えます!すごく実用的で即効性があります。アセンダント別・水星のバグを纏めてみました。


☆アセンダント別・水星バグの傾向と対策(辛口猫キャラでいかせていただきます!)水星バグが起こりやすい方向けです♡性能の高い水星をお持ちの(羨ましい)人向けではありません・・・


〇牡羊座アセンダント
己を引くところを的確に悟りましょうニャ。あなたのエネルギーはめちゃめちゃフレッシュすぎるにゃん。あなた様は、調和・調和・調和と言い聞かせるくらいでちょうどよいニャリよ


〇牡牛座アセンダント
たまには必死になることも必要だよネ。その、いつも事なかれ主義で自分を守ろうとする姿勢、どうなんだろーニャン。身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、なのだニャ~


〇双子座アセンダント
何でも冗談で済むわけじゃないのニャン。たまには超真剣に受け止めようニャ。人も世界は深いのだ。


〇蟹座アセンダント
当たり障りのないことを求めすぎるのもどうかニャ~いつも適当に善い人を気取ってると、どこからか大事なものが失われていくニャリよ


〇獅子座アセンダント
大事なところでええかっこするべきではないニャン。自分を押し出し過ぎるのも考えものだニャン


〇乙女座アセンダント
大局をみようニャ。視点が小さくなりがちなりよ。たまにはフランクに行こうニャリ


〇天秤座アセンダント
気を遣うところがズレてるニャン。チグハグなコミュニケーションは結構迷惑ニャリ。自分で思うよりヤバイかもニャ~


〇蠍座アセンダント
人を観察し過ぎるのもどうかと思うニャ~バーンとありのままの自分を開いてみれば、案外、いい感じだニャン


〇射手座アセンダント
いつも飛び回っているそこの君、たまには立ち止まって考えようニャ。足元が大事だよ。灯台下暗しニャリよ


〇山羊座アセンダント
自分の目的だけに焦点を合わせると危険ニャリよ。都合のよいことだけピックアップして偏った認識を持つことになるニャ。会話も表面的でズレテいくニャ~


〇水瓶座アセンダント
奇人変人と言われて喜ぶ、そこのアナタ!ポピュラリティーって言葉、ご存じぃ?常識的な判断も必要だニャン


〇魚座アセンダント
フワフワと夢の国に住んでいる君、現実的な考え方も持とうニャ。優しいのも行き過ぎると、ただのアホになるかもニャリよ


では、また~♡


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