占星術を意味する星座は❓〜サインとハウスの関係

占星術を象意として持っているサインは水瓶座と言われます。占星術が深い叡智と霊性を宿し、人類の進化の方向性とより良く明るい未来を指し示すものと考えると、その通りだと納得できます。水瓶座には科学と神秘性の融合、人間と神の接点という意味もありますね。



さらに、広い意味で占星術を表すサインは他にもあります。蠍座と射手座です。オカルトや占い一般は蠍座の管轄下であり、隠されたもの（深層心理・性的な力・真の動機や原因など）をあぶり出すような意味を持つからです。



射手座が占星術を象意として持っている理由は、射手座の神話の主人公・ケイローンと関わりがあるから。（だと思います）ケイローンは医学・音楽・武術などの他に予言にも長けていたとされます。それは養父である太陽神（と同一視されている）アポロンから占星術を学んだからです。さらに、射手座は人生の深い意味を探るような抽象的で哲学的思考も司ります。



個人的に、占星術は水瓶座の象意にあたるけれど、蠍座的で射手座的要素も存分にあると解釈しています。心理占星術のノエル・ティルさんによりますと、占星術家の度数というものがあるそうです。https://ameblo.jp/astro313/entry-12093813965.html



水瓶座の２７度です。そして、双子座・乙女座・射手座・魚座の１７度〜１９度が該当。つまり、水瓶座２７度＋柔軟宮の１７度〜１９度ですね。ここに天体があれば占星術師としての資質があるということ、あるいは星に携わるような種を運命として持っているという意味だと解釈しました。



やはり、占星術を表すサインは水瓶座であるというのが王道であるのでしょう。天体で言えば天王星だと思います。天体とサインは一致していますが、ハウスはどうでしょうか。皆様は１１ハウスであると思われますか❓



占星術を示すハウスはどこかということですが、これがどうも（特に海外では）８ハウスというのが濃厚な説であるようです。（たまたま私がそのような情報に多く触れただけの可能性もありますが・・・）個人的には８、9、１１、１２ハウスの要素がある（実にトランスサタニアン的ですね）と感じますが、ノエル・ティルさんの解説を読んで、なるほどと思いました。



８ハウスは人助けの場所であり、人を癒す仕事（マッサージやセラピー、医師、心理療法家、占星家etc）に対応するーー



ホロスコープは意識の地図です。意識とは感情や視点や捉え方、さらに人の深層心理・潜在意識と深く関わり、それを掘り起こして癒すことで、時代や個々人の魂が願う方向性を指し示していくこと、それが占星術師の本分であると考えると、ノエル・ティルさんの解説が大変腑に落ちました。



サインとハウスがイコールではない理由。それはハウスは人為的に割り当てられたものであり、物質世界における現場なので、時代と共に変化しますし、個々人の捉え方やその深さによって、また何を重要視しているかによって、変わり得るからだと思います。癒しのお仕事と言っても、現代医療なら６ハウス的ですし、過去生や潜在意識にアクセスするようなセラピーだと１２ハウス的です。



もしかしたら、真の救済的な意味を含むのが８ハウスなのかもしれません。だって、男女の和合って難しいですよね！お仕事で成功するより、真のパートナーシップ、信頼関係を結ぶことの方が断然難易度が高いと思いますもの。個を超えて相手や世界と融合する。それ以上に、私たちの自我を成長させてくれるものはないように感じます。占星術にも８ハウスにも底がないように思えてきますね。