見出し画像

すべてのサインを使えるよ~可能性は無限大

占星術におけるサイン(星座)は天体・ハウスと連動しています。つい「私は太陽魚座だから○○で・・・」とか「私の月は天秤座だから○○で・・・」と、自分自身の可能性に制限をかけてしまいがちですが、本当はすべてのサインの性質を使うことができます。なぜなら、私たちは10の天体を持ち、さらには多くの小惑星や感受点を持っているからです。


牡羊座・火星・1ハウス
牡牛座・金星・2ハウス
双子座・水星・3ハウス
蟹座・月・4ハウス
獅子座・太陽・5ハウス
乙女座・水星・6ハウス
天秤座・金星・7ハウス
蠍座・冥王星・8ハウス
射手座・木星・9ハウス
山羊座・土星・10ハウス
水瓶座・天王星・11ハウス
魚座・海王星・12ハウス


たとえば、双子座に天体がなくても、水星は誰でも持っています。そして、3ハウスという現場を通過しない人はいません。ユリシスは双子座、獅子座、乙女座、山羊座、魚座に天体がありません。しかし、ちゃんと、水星、太陽、土星、海王星を持っています。(しかも、小惑星や重要な感受点を加味すると、どなた様もゼロのサインはないに等しいはずです)だから、使えるんですw



非常に単純な話ですがw本当にそうなんです。天体=意識です。意識の光を向けることが愛なんです。意識(愛)を向けてもらえると身体も精神も嬉しくなって、どんどん働いてくれます。意識というエネルギーを向けると、すべては活性化し始めるのです。



たとえば、普段、なかなか意識を向けてもらえない足先や背中なども、意識という愛を向けられると大喜びです。無意識的に、あるいは義務的に洗われている食器はエネルギー不足に陥ります。しかし、意識を向けて扱われる食器は途端に輝きだします。それは洗ってもらえたからではなく、意識という愛を向けられたからです。



すべてがそうなんです。例外はありません。誰だって、無視されるより「いつもありがとう」と言ってもらえる方が嬉しいはずです。無意識に乗っ取られ、心ここにあらずーーそんな状態で生きることは、すべてを無視していることに等しいのです。無意識的に生きていると、身体も心も家も・・・すべてがエネルギー不足に陥るのです。(美人になりたければ、健康になりたければ、豊かになりたければ、意識を向けましょう!!!)



だからこそ、太陽で生きるということです。だからこそ、月に主導権を与えるなということです。月は無意識です。エネルギーを吸い取られます。太陽は意識です。能動性であり創造性です。意識こそがすべてです。水瓶座時代は意識(霊性)が主体となる時代。それは私たちの想い、情熱、信念、喜びを源泉にして生きるということに他なりません。それこそが現実を作り出していきます。



そして、月欠損論を御存じの方が勘違いしやすいポイントのひとつが「月星座の能力がゼロである、使えない」という誤認です。
出生時の月星座が示す能力に囚われ、そこが欠落するーーという状態は、月意識で生きている時だけです。月の恐れに乗っ取られ、自己承認欲求や自己防衛反応が起こっている時だけーーつまり、太陽という意識が隠れてしまい、月という無意識の自動反応に乗っ取られている時だけそうなるーーってことなんです。



月は幻です、幻想であり幻影です。私たち自身ではありません。月牡羊座の人が勇気や決断力がない、月双子座の人が思考力を持たない、月蠍座の人が洞察力や集中性を持たない、月山羊座の人が社会で活躍できる能力に欠けるーーということではありません。



ただし、月のパワーはハンパなく強いので、多くの方が月の影響を受けます。月蠍座の私が月の影響を受けると、正しい大人の認識力を失い、すべてを疑いたい衝動に駆られます。冷静な洞察力なんて消え失せます。そのように、どのサインの月であれ、月の自動的反応、脊椎反射的影響を全く受けない人はいないと言えるでしょう。ですから、実際に、そのような「欠損状態」に陥ることは多々あるのです。



けれども、それが個々人の「生来の個性・特性」ではありません。あくまで「一状態」に過ぎません。太陽の意識を輝かせて能動的に主体的に生きる時、月の影響は受けていないはずです。そんなことどうでもいいくらい、エネルギーに満ち満ちているはずです。



私たちは太陽という意識の光を持っていて、それを輝かせて生きることができます。その時、自分の状態や周囲の状況などどうでもいい、気にもならないーーという遥か月を超越した場所で生きることができますから、月星座の能力やそのサインの特性も、同じく、他から補うことが可能です。



私は月蠍座です。月が私の本当の特性であれば、蠍座的能力がゼロということになります。が。。。現在、私は星読みをライフワークとしています。星を読むということは心理学的知覚力が多分に必要になりますから、月星座の能力が永遠にゼロであるなら、もはや不可能ですよねw



実は、星読みの勉強を始めた頃、同じグループの方から「あなたは月が蠍座だから、<私は知っている、私は深い真理が理解できる>と思いたいだけ」と言われたことがあります。(なんてイジワルな発言w)その時、「え、そうなの?私が星を読めるようになりたいという欲求は月の幻影なの?」と強いショックを受けました。



その後、自分を観察して、これは射手座太陽3ハウスの好奇心であり、魂の衝動であり、他者からの承認なんて求めていないとわかりました。だからこそ、早い段階で、月の幻影が見せる衝動と太陽の願いは全く違うものだと気がつくことができました。月の欠落も「一状態」であり、個々人の生来の性質とは一線を画すものだということもよくわかりました。(むしろその方に感謝ですね)



私は12ハウスに冥王星ベスタ合(フロイトと同じ配置・潜在意識や無意識世界を掘り下げることを止められない性質)があったり、占星術を象意に持つ天王星が効いていたり、どこまでも興味のあることを掘り下げる性質の射手座に太陽と水星と海王星とパラスがあったり、海王星と金星が調和的角度だったり・・・



月蠍座の洞察力を補う星を持っています。これはどなたでもそうなんです。不思議ですが、月星座の欠落分を補う星を必ず持っているものなんです。自らの月を見破り、月の影響を受けないならば、つまり、太陽で生きているならば、すべての星の可能性を使えますから、問題なんてないのです。



意識という愛の光を当てることで、どなた様もすべてのサインの性質を使えます。制限をかけているのは自分自身だけです。年齢だってそうです。そんなの記号みたいなものです。何歳からでも何でもできるんです。たった今から、夢や理想に向かうことができるんです。



もったいないので、すべての天体とサインとハウスを使いましょう。創造主は私たち自身です。黄金時代であるアクエリアスを実現させるのは、私たち、ひとりひとりの手に懸っています!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?