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「押し付けるか、押し付けられるかの関係から卒業を」 今日のゆりりん2020.12.20

「押し付けるか、押し付けられるかの関係から卒業を」
今日のゆりりん2020.12.20
(写真)枯れたローズマリーだけど、枝が美しくてね。きっと根っこで生きてるはず。
コロナはチャンス!
楽しく仕事していますか?
特定社会保険労務士
西垣裕里(ゆりりん)です。

今日は、
「シンポジウム コロナ危機をのりこえる社会へ」
全国革新懇
パネラー:石川康弘、岡野八代、本田宏、藤田孝典、志位和夫
2020年12月19日Zoomウェビナー
<引用/気になったキーワードなど> 
・コロナウイルスはひとを選ばないが、その影響は新自由主義や資本主義社会のひずみにより持たざるものへしわ寄せが行った。
<視聴して考えたゆりりんコメント>
北欧デンマークの子どもたちに
大事にしていることを本田氏が聞くと
「助け合うこと」
と応えたとのこと。
一昨年、私もデンマークに視察へ。
「個を活かすために協力する」
と聞いて、
協力するために個を消す日本とは真逆だと感じた。
自分でできることには限りがあり、
得意分野で他者とつながり、
足りないところは助けてもらおう、
そのための他者との協力や協働とのこと。
日本で協力・協働というと、
力の強いものからの働きかけられて、
要請や要望を受け入れるしかない形のもの。
「いい人が黙るから日本がダメになる。」
との紹介も。
本田が、1500回講演しても日本が変わらない
と嘆いていた。
新自由主義にしても、
日本では反対勢力が弱いとも。
もうそろそろ
「押し付けるか、押し付けられるかの関係」
を卒業しなければならない。
今年春の小学校等の一斉休校も然り。
子どもたちや母親たち当事者の声も聞かず、
一方的に休校となった。
しかも、小学校休業等対応助成金は、
事業主申請。
申請しない事業主がいることは想定内では?
「自助」といっても、
相互依存関係で成り立っている。
相互支配関係でもあって複雑だ。
ケアする側も、
相手に何もできなくさせて依存させ支配する。
それだけ弱い立場に置かれている証拠。

ポストコロナは北欧を目指すのかという問いも。
出来ている国があることは希望。
デンマークには、原発もない。

最後に、
ケアワークとして
福祉・医療・教育があるが、
労働基準監督署で相談を受けていたころ、
この3分野で法律を守り、
労使トラブルがないところは皆無だ、
という印象があった。
まず、
戦後まもなく施行された労働基準法が
工場労働者を基準にしていること。
これにサービス業を
そのまま当てはめることに
無理がある。
次に、
この3分野の経営者より
「自分が法律だ。」とよく聞いたが、
それだけ社会から
隔離孤立している分野であること。
この課題の解決も必要だ。

私は、
社会保険労務士として
「労務で職場と家庭のジェンダー平等を実現」
というサービスを提供しています。
その目的は、
今現在、ジェンダー不平等において
(賃金格差、仕事内容・責任度合い、労働時間長短による差別など)
不満を抱き働いているひとたちの満足度を上げるため、
全体の生産性向上のため、
優秀な人材を確保するため、
それによって事業を発展させるためです、
特に頑張っている女性たちの満足度を上げることで、
次に続くひとたちをひとりでも増やしたいからです。

そして、
ゆりりん社会保険労務士事務所は、
「職場のジェンダー平等の実現こそ働きがいの証」
「労務で職場と家庭のジェンダー平等を実現」
を目指しています。
女性も男性も仕事も家事も。
性差ではなく個人差。
出来る人は女性でも評価をし、
出来ない人は男性でも評価しない。
当たり前のことを当たり前に。
職場は仕事をする場であって、
いるだけで評価される場ではありません。
いるだけで評価される場は、家庭です。
家庭の機能不全が起きている問題もありますが。
社会保険労務士も
AIが進むと仕事がなくなると言われていますが、
現在、書類作成業務に追われて
職場のジェンダー平等を実現することにまで
踏み込めていないのが実情です。
職場のジェンダー平等を実現は、
基本的なことができていてはじめてできることです。
ですから、
AIが進むことは私も賛成です。
喫緊の課題は、
労働力人口が減少するなかで、
如何に優秀な人材を確保するかです。
今まで通りの方法ではなく、
公正に人事評価をすることが
求められています。
残業はせず、
年次有給休暇は完全消化し、
なおかつ仕事の成果を挙げる。
こういう人が評価されるべきでは
ないでしょうか。
定時に退社できて、
パートタイマーでも
責任ある仕事を任せてもらえて、
(責任の押し付けではなく)
同一労働同一賃金で
ジェンダー平等であったら、
どんなに働きがいがあるでしょうか。

コロナをチャンスに、
働く意欲のある潜在ワーカーの活躍のために、
所定労働時間に仕事が終わる働き方の改革を
同一労働同一賃金、
人事評価制度、賃金規程とともに
見直しませんか?
雇用調整助成金の申請の際も
勤怠記録とか給与明細書が
きちんとしていると
申請がスムーズです。
コロナを機に
日頃の労務管理の見直しを
お勧めします。
お気軽にお問い合わせください。
このコロナ第3派を
何とか乗り切りたいものです。
雇用調整助成金を活用して
雇用維持努力をしても、
優秀なひとは他者へ再就職するという
ジレンマもありますが、
これまで
雇用調整助成金を活用するまでもなかった事業者も
この第3派も大丈夫とは限りません。
コロナは災害。
企業は人なり。
活用できるものはしっかりと活用して
踏ん張りたいところです。
特例措置も来年2月末まで
延長になりました。
最後に、
小学校休業等対応助成金の
事業主の申請期間の延長を
希望します。
また、
労働者個人申請できるよう政府へ求めます。
学校さえ休校にならなければ、
仕事を休むこともなかったのに、
賃金減が自己責任で終わることには
反対します。

ゆりりん社会保険労務士事務所
SDGs 目標5
「職場のジェンダー平等を実現」
特定社会保険労務士 西垣裕里


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