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「それぞれの存在意義を活かせる働き方」 今日のゆりりん2020.12.05

「それぞれの存在意義を活かせる働き方」
今日のゆりりん2020.12.05

コロナはチャンス!
楽しく仕事していますか?
特定社会保険労務士
西垣裕里(ゆりりん)です。

今日は、
「ある、ひきこもりの死 扉の向こうの家族」
NHKスペシャル 2020年11月28日放送
<引用:気になったキーワードなど> 
・関わろうとするひとがいる。
<視聴して考えたゆりりんコメント>
私は、
十分に働けない人が選ぶ選択肢は、
2つあると思っている。
ひとつは、
既存の会社システムによらず、
オルタナティブ
(もうひとつの方法)
によって働き稼ぐ方法。
2つ目は、
「生きているだけで何が悪い。」
と開き直り、
発信していく方法。
私は、
社会保険労務士として
四六時中、前者のことを
考えているが、
後者の発信によって、
救われるひとは
ひきこもりに限らず、
たくさんいるだろうと
推測する。
日本は窮屈な国だ。
「働かざるもの食うべからず」
この本来の意味は、
特権階級者を批判する言葉のはず。
以前、
ひきこもり支援団体の
理解を求める講演会において、
「行政予算をつけてもらうには、
金銭の話をする。例えば、
将来の生活保護費と今施策を行うことの試算を
比較して提示する。」
ひきこもりにしても、
不登校にしても、
名付けられなければ予算がつかず、
名付けられればマイノリティ(少数派)として、
差別偏見の対象となる。
ジレンマがあるが、
そんなにマジョリティ(多数派)が偉いのか?
マイノリティといえば、
コロナ感染者も圧倒的にそれ。
後遺症に苦しむひとは、
もっとマイノリティ。
番組内で、
「働いていない負い目」が、
支援拒否理由と紹介されていた。
日本は、窮屈だ。
仕事を通じて社会とつながる人と
そうではない人の2分割。
後者の代表は、
定年退職後の男性と専業主婦。
気楽そうにみえるが、
実態は不眠や孤独に悩む人もいる。
働くか働かないかの
ゼロか100かではなく、
もっと柔軟な社会になれば
もっと生きやすくなるのに。
もちろん、
働くだけでなく「稼ぐ」ことが必要。
放送では、
「40代で再就職してパワハラに遭い、不調で退職。」
という事案も紹介されており、
中途採用者の受け入れも課題。
非正規を増やして雇用を流動化したい施策
とは裏腹に、
「その場」に先にいるものが偉いという
従来の日本の価値観や、
内と外の扱いの差など
解決する必要があるが、
できているのか。
また、
オルタナティブ
(もうひとつの新しい選択肢)
を選ぶひとが、
ドミナント(優生的支配的)な価値観に
がんじがらめになっているという
困った問題もある。
最後に放送を見て感じたことだが、
発達障害の支援もいるように感じた。
障害を認めないことの背景にも
マイノリティへの差別偏見があり、
適切な支援につながる妨げにもなり、
不要な誤解を生み悪循環になっている。
サイボウズのいう
「100人100通りの働き方」
ができれば、
もっと生きやすくなる。
かつ、
「100人がそれぞれの存在意義を活かせる働き方」。
それが「働きがい」。
そのためにも、
人事評価制度と賃金規程を
見直す必要があります。

コロナをチャンスに
人事評価制度と賃金規程を見直しませんか?
雇用調整助成金の申請の際も
勤怠記録とか給与明細書が
きちんとしていると
申請がスムーズです。
コロナを機に
日頃の労務管理の見直しを
お勧めします。
お気軽にお問い合わせください。
このコロナ第3派を
何とか乗り切りたいものです。
雇用調整助成金を活用して
雇用維持努力をしても
優秀なひとは他者へ再就職するという
ジレンマもありますが、
これまで
雇用調整助成金を活用するまでもなかった事業者も
この第3派も大丈夫とは限りません。
コロナは災害。
企業は人なり。
活用できるものはしっかりと活用して
踏ん張りたいところです。
特例措置も来年2月末まで
延長になりました。

ゆりりん社会保険労務士事務所
「働きがいも経済成長も」
SDGs目標8
特定社会保険労務士 西垣裕里


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