未経験webディレクターのリアルな話~入社3ヶ月目~
2月にweb業界業種完全に未経験としてweb制作会社に入社してから早丸3ヶ月が経ったので、振り返りも兼ねてこの期間私は何をしてたのかまとめてみた。
ちなみに、職種ごとに完全分業の会社で、肩書きはアシスタントディレクターです。
私が具体例を出せる職種はwebディレクターだけど、ディレクターに限らず、webデザイナーやエンジニアの未経験転職目指してる方にも、未経験者からみた制作会社の雰囲気とか伝わればいいな。
結局webディレクターとは何する人なのか(私の場合)
そもそも、ディレクターって一言でいっても組織によって業務範囲が全然違う。というわけでこれはあくまで私の就職先の話なので、へえ〜他の会社はそんな感じなのね〜くらいに見てもらえれば幸いです。
私自身、今となってはなんとなく「これがディレクターの仕事です!」と、ぼんやりわかるようになった物の、正直就活始めるまではディレクターの領域を意識してなかったです。
なんならwebデザイナーが全部やってると思ってました(ひどい)
なので当時の私に伝えるつもりで書いてみるとざっくりこんな感じ。
「デザインと、実装、サーバー周りの作業以外のすべて」
ざっくりしすぎですが、個人的な感覚ではまさにこれ。
具体的な例としては、
・クライアントとのやりとり(提案とかお金の話とか進捗とか)
・具体的な作業スケジュールの作成(これ以上細かくできないところまで落としこむべし)
・制作〜納品に関わる人(デザイナーとかエンジニア)のスケジュール確保(大抵の場合みんな複数案件抱えてるので)
・要件定義(自分ではやったことないけど超重要)
・プロジェクトの進行管理(期日通り進んでるか、ダメならどうリカバリーするか関係各所への調整さん)
・プロジェクトに必要になるあらゆる資料作成(地味に多い)
これらはパッと思いついただけの一例ですが、とにかくサイト制作においてデザイナーとエンジニアがやらないことはほぼ全部、くらいに思っておくと単純でわかりやすい気がしています。。(あと大前提会社によって違う)
未経験で入社すると実際はじめは何の業務をするのだろうか
私の場合は、アシスタント(残念ながら貢献度的にはもはやアシスタント以下)として既存の進行中案件に関わらせてもらいました。
こんな感じで↓
・リリース直前の案件のバグチェック
→仕様通りにクリックできたりリンクが正常に動作するかなど、全ページ全パーツの確認
・画面設計書の作成
→デザインカンプをもとにweb上で操作閲覧する際の説明書みたいなのをつくる
・その他いろんな資料作成
→主にサイト内で必要な定義の一覧だったり、クライアントに提示するリストだったり、地味だけどないと困るような資料
並べてみるとよくわかりますが、基本的には知識もスキルも必要ない単純作業。(というか知識もスキルも大してない)
しかし何の仕事でもそうですが、単純作業とはいえこれからやっていく仕事の中の一つのパーツ。俯瞰して見ると、大きなプロジェクトの中の一端であることがわかります。(現在進行形で実感している件)
実際未経験だから大変なことは
じゃあ具体的に未経験で入社して何が大変かという話。
(たくさんあるので抜粋)
まず、web制作進行の全体像が分からなくて大変。
初期の初期で言えば、今自分がしている作業はどんな目的で必要なのか、など。しかし、これに関してはケースバイケースだったりして事前に座学しておくにも限界があるので、とにかく実務経験積みながら実践あるのみな気がしている。
「工数」という考え方にとにかく慣れない。
例えば、お客さんからバナー制作の依頼がきた。
ディレクター「デザイナーさん、このバナーどれくらいで作れますか?」
デザイナー「あー、これなら0.5人日です」
みたいな、業務上発生しうる全ての作業は工数で管理される(のが理想)のため、私みたいな前職接客でした〜みたいな感じだと最初戸惑う。
→ので、普段から家事とかも工数で考える練習したりしてる
1ヶ月目に思ったこと
→わけもわからずとにかく指示されたことをこなすのに必死
前述の通り、資料作成などとにかく手を動かせばできるようなアシスタント業務をやってました。
でも結局その作業って、案件が進む中での必要なタスクの一つなのでわけわかめなりにでも「自分自身でやったことある」という経験がのちのち役に立つ、はず。
2ヶ月目に思ったこと
→凄そうに見えるあの人もあの人も、みんな常に勉強し続けている
ようやく周りの方々が何をしているかも見る余裕ができてきた頃。
そして初めて実案件(小さなバナー)ディレクションさせてもらったことで、やっと「対クライアント」で仕事が進むイメージを得る。
自分の中で「受注〜リリースまでの流れ」がうっすら把握できたところで、先輩方の仕事ぶりを見ると知見の広さに驚愕した。
例えば、デザインについて、サーバー周りについて、マーケの話...etc
もちろんそれぞれに得意分野諸々あるのは承知の上、それにしても最低限知っておいた方が良さそうなことが死ぬほどあるな、と思った。
3ヶ月目に思ったこと
→やばい、WordPressちゃんと理解しないと詰む
わけもわからずお手伝いしていた案件が佳境に入り、やっと全体像が見えてきた。
と同時に、他の案件でディレクションチャレンジさせてもらえたりして、「そもそも自分が今までやってきた作業にはこういう意図があったのね、なるほどね」と一つ一つ答え合わせしてきた感じ。
そうやって制作過程におけるピースがはまっていくほど、「あ、私あれもこれもちゃんと理解してない」というのがたくさん出てきた。
(その代表格がWordPress。これから勉強する。)
現時点の結論
最初はわからないことが何もわからない状態だったのが、3ヶ月やってみたら出来ないこと知らないことが少しわかる状態になりました。
そして、話は聞いていたけどチーム内のコミュニケーションは本当に重要なんだなと思ってます。
メンバー間で普段円滑にコミュニケーションが取れてると、例えば急なお願いをしなきゃいけなくなった!みたいな状況でも断然調整しやすそう(と先輩方がやっている他の案件を見ていて思った)
まだまだ頑張ります。
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